デブラ・ミルケ元死刑囚。アリゾナ州矯正局提供(撮影日不明)。(c)Arizona Department of Corrections 【3月24日 AFP】(写真追加)当時4歳だった息子を殺害したとして米アリゾナ(Arizona)州で死刑判決を受けた女性死刑囚が23日、再審で23年ぶりに無罪となった。 ドイツ出身のデブラ・ミルケ(Debra Milke)元死刑囚(51)は、息子を1990年に射殺したとして死刑判決を受けたが終始、無実を訴えてきた。 死刑判決の決め手となったのは、ミルケ元死刑囚が自白したとする主任捜査官の証言。アーマンド・サルダテ(Armando Saldate)捜査官は、離婚し息子が邪魔になった同元死刑囚が2人を雇って息子を殺させたと自供したと述べていた。しかし、この捜査官には数々の職権乱用や不正を犯した過去があった上、この証言にも目撃者などの証拠がなかった。 20年以上を