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ブックマーク / www.asahi.com (164)

  • 失われた半世紀、妄想の世界に生きる 袴田巌さんのいま:朝日新聞デジタル

    椅子に腰掛け、小さくうちわをあおぎながら窓からの景色を見つめる。街ではただ黙々と歩き続け、時折視線を宙にさまよわせる。静かに過ぎ去る、淡々とした日々――。 27日、袴田巌さん(80)は釈放から2年を迎える。しかし、死の恐怖と48年にも及ぶ長期の拘禁生活の影響は大きく、精神はむしばまれたまま。今も妄想の世界に生きる。 事件から50年。死の恐怖から逃れるように自ら作り上げた「内なる世界」と釈放後の「現実の世界」。二つの世界を漂いながら今、失われた時間の空白を埋める日々を送っている。(写真・文 時津剛) ◇ 〈袴田事件〉 1966年6月30日、静岡県清水市(現・静岡市清水区)のみそ製造会社の専務宅が全焼し、一家4人の遺体が見つかった事件。従業員で元プロボクサーの袴田巌さん(当時30歳)が強盗殺人などの疑いで逮捕された。一貫して無実を訴えたが、80年に死刑が確定。その後、再審請求を繰り返し、201

    失われた半世紀、妄想の世界に生きる 袴田巌さんのいま:朝日新聞デジタル
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    theband 2016/03/26
  • 温暖化→農作物が不足→死者50万人増 英グループ推計:朝日新聞デジタル

    地球温暖化が進むと農業生産が減り、料不足で亡くなる人が2050年に50万人以上増えるとの推計を英オックスフォード大の研究グループが2日付の英医学誌ランセット電子版に発表した。温暖化対策を進めるとともに、影響を軽減する適応策として、事や体重を管理する公衆衛生プログラムが必要としている。 世界の人口や経済成長の将来予測、料の生産や貿易を分析するモデルを使って試算した。温暖化が最も進んだ、産業革命前からの気温上昇が今世紀末に4度以上になるケースでは、温暖化がない場合に比べ、50年時点の1人1日あたりの摂取エネルギーが99キロカロリー減少。野菜や果物は14・9グラム、肉類が0・5グラム減るという。 カロリーや肉類が減れば、肥満などからくる生活習慣病も減るが、野菜や果物不足と低体重による死亡者数のほうが上回るという。この結果、亡くなる人は世界全体で52万9千人増えると推定。155カ国で死者数を

    温暖化→農作物が不足→死者50万人増 英グループ推計:朝日新聞デジタル
  • 「哲学の木」切り倒される マナー悪化、所有者が決断:朝日新聞デジタル

    畑や牧草地がパッチワークのように広がる北海道美瑛町で、「哲学の木」として観光客や写真愛好家らに親しまれてきた大きなポプラの木が24日、切り倒された。私有地の畑の中に立っていたが、老化に加えて、無断で入り込むなどマナーの悪い観光客らが増え、所有者の農家が決断したという。 広くなだらかな畑の中に1だけ立ち、何かを考えているかのように斜めに傾く姿から「哲学の木」と名付けられた。音楽グループ「ゆず」の映像作品に使われたこともある。 関係者によると、老木となって枝が落ちたり倒れたりする危険があったうえ、観光客らに畑を荒らされる被害がなくならないことが背景にあるという。無断で畑に入られると、作物がつぶされたり土が踏み固められて作物が育たなくなったりするほか、を介して病害虫が持ち込まれる恐れもある。 このため、所有者は立ち入り禁止の看板などで注意を促し、数年前からは木の幹に×印をつけて撮影禁止にした

    「哲学の木」切り倒される マナー悪化、所有者が決断:朝日新聞デジタル
  • ハクチョウだって寒い、温泉で休憩中 北海道・屈斜路湖:朝日新聞デジタル

    北海道弟子屈(てしかが)町の屈斜路(くっしゃろ)湖畔では、ハクチョウたちが温泉が湧く湖畔に集まり、湯煙に包まれながらのんびり過ごしている。 湖東部にある古丹(こたん)地区では、24日は日中でも零下10度近い寒さ。湖に面した露天ぶろの周りには、100羽ほどのハクチョウがマガモと一緒に気持ちよさそうに羽づくろいや餌探しをしていた。 屈斜路湖はいま全面結氷だが、温泉が湧く湖畔だけは氷が解け、ハクチョウにとっては狭いながらも格好の休息場。この時期は間近にハクチョウを見られるとあって、寒いながらも大勢の観光客が訪れている。(奈良山雅俊)

    ハクチョウだって寒い、温泉で休憩中 北海道・屈斜路湖:朝日新聞デジタル
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    theband 2016/02/24