(CNN) 米国東部の大都市フィラデルフィアのナッター市長は、市内で多発する10代層による住民への暴力事件や店舗襲撃を受け、午後9時以降の夜間外出禁止令を13日から実施すると発表した。 禁止令の対象は18歳以下の住民で、毎週金曜日と土曜日に適用される。対象地域は中心部センターシティーとペンシルベニア大学が位置するユニバースシティー。他の地区は13歳以下と18歳以下の未成年者を対象に午後10時以降の発令となる。 同市では最近、若者グループがソーシャルメディアなどを使って特定の場所に不意に集まって住民を襲う事件が頻発し、市は対応に苦慮していた。市警のラムゼー本部長は全米各地が直面しつつある共通の問題とも語った。市では来月、学校の新学期が始まるため、警察は外出禁止令の対象地域などで警官を増員し、監視カメラも強化する。週末には娯楽施設での警戒時間も拡大する。 アフリカ系(黒人)であるナッター市長に