法務省は22日、同省と全国の法務局を結ぶ事務処理用ネットワークのサーバーと複数の同省職員のパソコンに対し、外部から不正なアクセスがあったと発表した。 登記業務や人権相談に関連する個人情報が流出した可能性があるといい、同省は警視庁に相談するとともに、流出情報の有無や原因を調べている。 発表によると、今月5日の点検で、職員のパソコンが外部と不審な通信をしている痕跡が見つかった。調査の結果、パソコンやサーバーに不正アクセスがあったことが判明。同省は、法務局と結ぶネットワークのインターネット接続を遮断した。 法務局では、不動産や成年後見の登記業務のほか、いじめ被害や外国人差別などの人権相談業務を行っている。ネットワークは、登記情報などが蓄積されたシステムとは分離されているが、登記や人権相談業務に関し、職員同士がメールや掲示板などでやり取りした個人情報が、流出した可能性があるという。同省民事局は「現