関東鉄道常総線の騰波ノ江(とばのえ)駅舎内にある「とばのえステーションギャラリー」(茨城県下妻市若柳)で16日、懐かしの自動券売機が公開された。 鉄道愛好家の団体「関鉄レールファンCLUB」が、関東鉄道の協力を得て実現させた。券売機は昭和49年10月に製造され、十円、五十円、百円の硬貨にのみ対応するボタン式。子供の運賃ボタンもあり、誤って押さないための赤いカバーが付いている。常総線黒子駅で約30年前まで使用されていたとされる。 団体会長の十文字義之さん(51)は「昔はこうして切符が発券され、電車に乗っていたということを子供たちに伝えたい」と話している。券売機の公開は、ギャラリーを開く毎月第3土曜と翌日の日曜。