マイナンバーを巡るトラブルが続出する中、総務省が毎月公表している「マイナンバーカード」の交付状況で、新潟県粟島浦村が4月末時点で、全国の市町村で初めて人口と交付枚数が同数となり、100%を達成した。マイナンバーカードは、コンビニエンスストアでの住民票交付など高い利便性が売りだが、離島の同村にはコンビニがない。なぜ普及が進んだのか。相次ぐトラブルに不安はないのか。現地に足を運んだ。 同村は、新潟県北部の日本海沖に浮かぶ周囲23キロの小さな離島「粟島」にある。人口約330人に占める高齢者の割合は4割強で、県平均の3割を大きく上回る。主産業は観光と漁業。1日1~3往復のフェリーや高速船が唯一の交通手段だ。 総務省は毎月、国内各市町村の交付枚数と、人口(昨年1月1日時点)に対する交付枚数の割合を公表している。同村は4月末時点の交付枚数が338枚、人口が338人で、交付枚数率100%を達成した。「1
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