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2023年5月7日のブックマーク (6件)

  • 症候から自己抗体を推定する際,とても役に立つFigure - Neurology 興味を持った「脳神経内科」論文

    自己免疫性脳炎の研究は非常に大きな進歩を遂げています.抗神経抗体は細胞表面抗原と細胞内抗原を認識する抗体に大別されますが,前者は治療可能性が高いことから見逃さないことが重要です.さらに後者でもGFAP抗体やKLHL11抗体のように比較的免疫療法が奏効する脳炎もあります.しかし急速に自己抗体が増加し,その臨床像が明らかになったためフォローが難しく,症候から自己抗体を推定することが難しくなっています.今回,Oxford大学のグループから発表された総説は,治療可能で見逃したくない自己抗体について解説したもので,非常に有用です.とくに各抗体が呈しうる臨床症候の頻度をヒートマップで,希少または不明(0=青)から一般的(4=赤)まで示したFigureは役に立ちます. 上段の細胞表面抗原は受容体が多いため,痙攣や意識障害,そして記憶障害が多く認められることが分かります.運動異常症(hyperkineti

    症候から自己抗体を推定する際,とても役に立つFigure - Neurology 興味を持った「脳神経内科」論文
  • 【AI】AIを活用した医学論文検索Ver.2.0(2023年8月7日改訂版) | EARLの医学ノート

    2023年4月27日作成 ※2023年8月7日改訂:新機能の追加や一部機能の有料化,新しいモード搭載等あり改訂 AIを活用した医学論文検索Ver.2.0 ■これまでAI人工知能)は医学領域も含め程度話題にはなっていたものの,そこまで盛り上がりは見せていなかった.しかし,2022年末にOpenAI社からChatGPTが登場,その後数多くのAIや拡張ツールが登場,2023年3月にはChatGPTのグレードアップしたGPT-4が登場している.特に3月中旬からの約1か月あたり1000以上の有用なツールが登場しており,まさに今年はAI革命とも言える状態になっている.今回の記事では医学領域でも使える医学論文検索のためのAI拡張ツールを紹介する. ■現在,医学論文の検索に使用できる無料の科学論文特化型AI検索ツールは以下のものが挙げられる(最近になり一部の機能が有料化しているものもある).・Perp

    【AI】AIを活用した医学論文検索Ver.2.0(2023年8月7日改訂版) | EARLの医学ノート
  • 機能性運動障害はinconsistencyとincongruenceの2本柱で症候学的に診断する - Neurology 興味を持った「脳神経内科」論文

    米国神経学会年次総会(AAN2023)にてAlberto J Espay教授(シンシナティ大学)の機能性運動異常症(FMD)の講義を拝聴しました.昨年,Lancet誌に発表された短報の詳しい解説で,YouTubeで下記動画も公開されています. Looking of inconsistency and incongruence 提示症例は4ヶ月前に突然発症した,頭部と右腕の間欠的な不随意運動を呈した67歳女性です.前医の画像検査や脳波は正常でした.そして「心因性」と言われた後,納得がいかずEspay教授の専門外来を受診しました. 広頸筋の間欠的収縮と頭部の回転運動を伴う発作性頸部後屈でした.この運動異常には振幅と周波数の変動が見られ,また複雑な指タッピングを行うと一時的に抑制されたり,指タッピングの周波数と同期したりしました.歩行時には縦横の歩幅が変動し,失立失歩も認め,さらに頭部の動きも変

    機能性運動障害はinconsistencyとincongruenceの2本柱で症候学的に診断する - Neurology 興味を持った「脳神経内科」論文
  • ALS 遺伝子治療の治験始まる 患者への投与は国内初 | NHK

    全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病、ALS=筋萎縮性側索硬化症の症状の進行を抑えようと、患者に遺伝子を投与する治験が自治医科大学附属病院で始まりました。遺伝子治療でALS患者への投与が行われるのは国内で初めてで、治療法としての確立を目指したいとしています。 ALSは筋肉を動かす運動神経が壊れて全身が徐々に動かなくなる難病で、国内に患者はおよそ1万人います。 ALSの患者では「ADAR2」という酵素が減っていることから、自治医科大学の森田光哉教授らのグループは症状の進行を抑えようと、先月50代の男性患者に対し、この酵素を作り出す遺伝子を投与しました。 グループでは、遺伝子の運び役となる無害なウイルスを使い、カテーテルを通じて患者の脊髄に送り込んだということです。 遺伝子治療でALS患者への投与が行われるのは国内で初めてで、今後、発症から2年以内の遺伝性ではないALSの患者、合わせて6人に投与

    ALS 遺伝子治療の治験始まる 患者への投与は国内初 | NHK
    thed
    thed 2023/05/07
    ALSの患者では「ADAR2」という酵素が減っていることから、自治医科大学の森田光哉教授らのグループは症状の進行を抑えようと、先月50代の男性患者に対し、この酵素を作り出す遺伝子を投与
  • 高齢の治療抵抗性うつ病に対する薬物療法の検討

    日経メディカル運営の「日最大級」医師求人メディア。転職支援会社が扱う求人情報のほか、医療機関からの直接求人情報も掲載!

    高齢の治療抵抗性うつ病に対する薬物療法の検討
    thed
    thed 2023/05/07
    高齢の治療抵抗性うつ病患者では、抗うつ薬をbupropionに変更した場合よりも、アリピプラゾールを追加した方が、10週後の精神的健康状態の改善度が高かった。
  • ヒアリングが苦手でも,いかに初めての国際学会を乗り切るか? - Neurology 興味を持った「脳神経内科」論文

    期待の若手,大野陽哉先生と山原直紀先生が,米国神経学会(AAN)で口演およびポスター発表するので,今日は私が仮想座長になって番さながらの予行練習をしました.初めての国際学会の発表なので,あらかじめ図の参考書を渡してプレゼンの勉強をしてもらいました(このシリーズがベストだと思います).そして今日は「ヒアリングが苦手でも,いかに国際学会を乗り切るか?」を自分の経験をもとに伝授しました.目標は「質問されたあと,無言で立ちすくむことを避けること」です.なんとか良い議論をして自信をつけ,将来,留学したり国際的な研究をしてほしいと思います.以下,私がしたアドバイスです. 【口演】 ◆開始前に座長に挨拶に行って,英語が苦手だからもしものときはサポートしてほしいとお願いする. I'm not very good at English, so if I can't hear the audience's

    ヒアリングが苦手でも,いかに初めての国際学会を乗り切るか? - Neurology 興味を持った「脳神経内科」論文