そんなオープンハウスの住宅を購入した複数の住民が、建物の“欠陥”を訴え出ていた。 「この家には、ざっと数えて250カ所もの欠陥があります」 昨年9月に神奈川県内にある4棟並んだオープンハウスの新築戸建ての1軒を購入したAさんは「この家には、ざっと数えて250カ所もの欠陥があります」と明かした上で、こう語る。 Aさん宅の外観。一見、普通だが… 「壁や床には新築とは思えない無数の傷がついていました。壁のクロスは貼り付けが甘く、剥がれています。2階部屋のドアを取り付けるネジは片側がちゃんと締まっていない。強引に入れようとしたのかネジ穴が潰れてしまっています」 さらに深刻なのは、建物の構造に関わる部分だとAさんは言う。 「どうもキッチン部分の床の柱が無いようなのです。床の不陸(凸凹)がひどかったので、一級建築士さんに確認していただいたところ、『柱がないのが原因ではないか』と。キッチンの床が傾いてい