社会で影響力のある地位に誰が就くかは重要だ。彼らの嗜好や個人的資質が、私たち全員に関わる政策課題に影響し得るからだ。これは、C・ライト・ミルズの『The Power Elite』(邦訳:パワー・エリート)のように、影響力を持つ人々をめぐる研究の長い歴史によって記録されてきた。しかし、私たちが「エリート」と呼ぶ人々のうち、最終的に誰が社会で影響力のある地位に就くのか。 ブルックスの主張──エリート教育がアメリカ分断を拡大デイビッド・ブルックスは、The Atlanticの最近のカバーストーリー『How the Ivy League Broke America』(未訳:アイビー・リーグはいかにアメリカを壊したか)で、メリトクラシー(能力主義)がうまく機能していないと論じる。ブルックスは特に、エリート教育制度に大きな説明責任があると主張し、同制度が政党間や「赤いアメリカ」(共和党支持者)と「青い

