【ソウル支局】韓国の李明博政権(2008〜13年)時に情報機関、国家情報院が大統領府に不正資金を渡したとされる疑惑などをめぐり、韓国検察が平昌五輪(2月9〜25日)の閉会後に李元大統領を事情聴取する方針を固めたことが28日、分かった。韓国の聯合ニュースが伝えた。 同疑惑をめぐっては、李氏の元側近2人が収賄容疑などですでに逮捕されている。この逮捕を受け、李氏は今月17日に声明を発表し、「政治報復」などと文在寅政権を非難している。 聯合ニュースによると、検察関係者は「まだ確認すべきことがかなり残っている」とし、「(現段階で)李元大統領を呼び出すと断定するのは難しく、呼び出すとしても五輪が終了して3月に入ってからになるとみられる」と話した。