アメリカ議会上院は30日、政府の資金が尽きて債務不履行に陥ってしまう事態を回避するため、再来年3月まで政府がやりくりできるよう、追加の借金を認める法案を可決しました。これでオバマ大統領の任期中は、この問題を巡る与野党の対立は棚上げされることになりました。 しかし、大統領選挙を控える中で対立を続けるのは与野党ともにプラスにならないと歩み寄り、再来年の3月まで対立を棚上げし、政府がやりくりできるよう、追加の借金を認める法案をまとめました。 法案は議会下院で28日可決されたのに続いて、30日に議会上院の本会議でも賛成多数で可決されました。これによってオバマ大統領の任期中には、政府が債務不履行に陥るおそれはなくなりました。また、法案の可決で、2016年度と2017年度の2年分の予算の大枠も固まりました。 アメリカ議会はおととし、与野党の対立で期限までに予算をまとめることができず、政府機関の一部が閉