大リーグ、マーリンズからフリーエージェントとなり、まだ移籍先が決まらないイチロー選手に、粋なプレゼントが贈られた。ファンであるカナダの研究者が、米フロリダ州で発見された新種のハチに、イチロー選手にちなんだ名前をつけ、「別のチームが、世界の安打王に偉大なるキャリアを続ける機会を与えますように」と論文に記した。 「北米で発見された独特でカリスマ性のある10の新種」とする論文で、18日付の国際学術誌(電子版)に掲載された。新種10種のうちの1種がフロリダ州の研究施設の敷地内で見つかり、「Diolcogaster ichiroi」と命名された。 研究者は論文の中で、命名した理由を「本当に独特で卓越したイチロー選手をたたえるため」と説明し、「多くのファンは望んでいなかったが、球団の新オーナーはイチローを放出する決定をした」とマーリンズを批判した。(小川裕介)