豊臣秀吉 子孫 木下崇俊 きのした・たかとし/1934年生まれ。秀吉の正室ねねの兄・木下家定の三男・延俊を初代とする旧日出藩木下家の19代当主。恵比寿会館監査役。年に3回は戻る地元・日出町にある旧家臣団の会には、106人の登録メンバーがいる(撮影/門間新弥) 大谷吉継 子孫 大谷裕通 おおたに・ひろみち/1956年生まれ。秀吉に「百万の軍の軍配をあずけてみたい」と言わしめ、関ヶ原の戦いでは、西軍として奮戦し、敗れて自害をした大谷吉継の16代目子孫。中央大卒業。居合では8段を持ち、海外で指導も行う(撮影/門間新弥) 歴史には、表もあれば裏もある。だが、その語り部は常に勝者側で、敗者側の話はほとんど表に出てこない。今夏は太閤・秀吉が築いた豊臣家が滅んだ大坂の陣(1615年)から400年──。豊臣側の敗軍の将の末裔たちが、ご先祖の知られざる物語を語り合った。集まってもらったのは、豊臣秀吉の子孫・