2014年11月20日のブックマーク (2件)

  • 見てしまう人びと:幻覚の脳科学 by オリヴァー・サックス - 基本読書

    我々は、現実をありのまま見ているわけではない。赤外線も見えなければ紫外線も見えないし、網膜に刺激がきてから知覚が成立するまでに約100ミリ秒の遅れが存在している。我々が見ている世界は常に現実から遅れ、脳が処理した映像を「見せられている」と言える。脳の後方、後頭葉に位置する一次視覚野には、網膜から皮質への二地点間マッピングがあって、そこで視野の光や方向や位置が表現される。目からのインパルスは大脳皮質までまわって、一部はその過程で脳の反対側にまわり、視野の左半分は右後頭葉へ、右半分は左後頭葉へ行く。ちょうど逆向きになるわけだ。つまり後頭葉がどちらか、損傷を受けると視野が欠けたりといったことが起こる。 我々は現実を脳で見ているのだから、脳に異常が起これば見えなくなるし、あるいは存在しないはずの物が見えるようになったりする。書『見てしまう人びと:幻覚の脳科学』はおもに一般向けの脳科学を出してい

    見てしまう人びと:幻覚の脳科学 by オリヴァー・サックス - 基本読書
  • 世の中で一番うまいチキンバスケット、最後の日

    1970年神奈川県生まれ。デザイン、執筆、映像制作など各種コンテンツ制作に携わる。「どうしたら毎日をご機嫌に過ごせるか」を日々検討中。 前の記事:おけら街道のおけらうどん、260円 > 個人サイト すみましん 銀座で60年以上も愛されてきた名店が、なぜ閉店しないといけないのか。その答えは「銀座キャンドル」さんのFacebookページにあった。以下、その投稿を抜粋すると、 「理由と致しましては、賃貸借契約の期間満了でございます」 とある。 更新について家主と交渉を重ねたけれど、これ以上の更新が不可能だったとのこと。 僕の近所にあったデニーズは、店長が賃貸契約の更新を忘れてしまい閉店に追いやられていた。近所では、「そういえばあの店長、オーダーをすぐ忘れてた」などと揶揄されていて、少し気の毒だったが、賃貸契約の更新を忘れていたのだから、そう言われても仕方ないのかもしれない。今、かつてデニーズだっ