日本の航空便の利用者数は、羽田~札幌の航路が常にトップである。夏などは、軽井沢などの避暑地が、気候の変化によってすでに避暑の機能を持たなくなったいま、避暑地として北海道が選ばれることが多くなってきているという理由もあるのかもしれない。ただ、道内の観光地が互いに離れていて、いくつもの観光地を網羅することが難しく、旅行の最終日は、帰途で通過する札幌や新千歳空港で微妙な待ち時間が発生しがちなことはご存知のとおりである。 さらに悩ましいのは、札幌に出張した場合。札幌は日本有数の都市であり、サラリーマンは、東京や福岡と同じような頻度で札幌出張が発生する。週末や週明けに札幌出張が絡んだときには旅行がオギャーと誕生してしまったりもするのだが、問題なのは、火曜日や木曜日などに「14時から札幌で会議」や「午前中で任務完了」となった場合。中途半端な自由時間では、函館や小樽、登別などに行くわけにもいかない。 北