京都市にある真宗大谷派の本山、東本願寺が、僧侶2人からの訴えを受け、未払いの残業代およそ660万円を支払ったことがわかりました。寺では、門徒の世話を担当する職員の僧侶に対し、40年以上にわたって残業代を支払っていなかったということで、今後は働き方を見直したいとしています。 2人の時間外労働時間は、多い時で月130時間以上に及ぶこともあり、早朝や深夜に勤務することも多かったということです。 東本願寺は「補導」の僧侶について、昭和48年から40年以上にわたって残業代は一切支払わないとする違法な取り決めをしていたということで、訴えを受けて、働いていた期間の未払いの残業代合わせておよそ660万円を支払いました。僧侶2人は、先月契約を終えて退職したということです。 真宗大谷派の下野真人総務部長は、「過去の取り決めや職員の思いに甘んじ、勤務時間の管理もできていなかった。今後は働き方を見直していきたい」
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