今回は、相手の自供がなくてもウソを推定する方法を紹介します。※本連載は、元警部である森透匡氏の著書『元刑事が教えるウソと心理の見抜き方』(明日香出版社)から一部を抜粋し、ウソや人間心理を見抜くテクニックを紹介します。 言い分が不自然、納得しがたい、疑念が3つ以上ある・・・ ウソは相手が「実はウソをついていました」と自供して、はじめてわかります。つまり相手が自供しないかぎり、ウソだということはわからないのです。 しかし、どこかの段階で「ウソをついている」と確定しないと、追及が緩んだり、事実関係の調査が先に進まない場合があります。 疑いを解明したい立場からすると、何かの基準に達したら「こいつはウソをついている」と明確にできると楽になります。 そこで私は一定の条件を満たしたら、自供がなくても「ウソを推定する方法」を用いていました。これを「3点疑念のウソ推定法」と言います。 会話をしていて、相手が