東京湾アクアライン(千葉県木更津市―川崎市)を通行止めにして21日に開かれる「ちばアクアラインマラソン」で、主催の千葉県は、選手が橋から転落する事故を防ぐため大勢の警備員を配置し、船も海上を巡回するなど厳重な警戒態勢を取ることになった。 自動車専用道路で歩行者を想定しておらず、橋の欄干は高さ1・28メートル。乗り越えることも可能なため、担当者は「念には念を入れて安全に万全を期す」としている。 コースは木更津市内を発着点とし、海ほたるパーキングエリアで折り返す。森田健作知事の発案で、初めて開かれる。定員1万5000人に対し、2万7310人が申し込む人気で、当日はアクアラインを午前8時~午後2時、車両通行止めにする。 アクアラインの橋部分(約5キロ・メートル)は海面からの高さが最大40メートルあり、万一、落下した場合は大けがをする恐れがある。選手が疲労や突風でふらついたり、景色を見ようと欄干に