「女三界に家なし」を地で行くのがこの人、選挙のたびに選挙区が変わる佐藤ゆかり・衆院議員(54)だ。「大阪に骨を埋めます」と宣言したはずが、その大阪の自民党内で深刻なトラブルを起こしている。 「彼女は私が大阪に連れてきた人ですから。こんなやり方許せる問題ではない」 そう唇を震わせるのは前・大阪府議で自民党枚方市支部長の出来成元(でき・しげちか)氏。前回総選挙で佐藤氏を大阪11区に鞍替えさせ、選挙を仕切って当選させた「恩人」ともいえる人物だ。ところがその彼が、いまや佐藤氏の刑事告訴を検討しているというから穏やかではない。本誌記者がそのことで電話すると、実に60分以上にもわたり、佐藤氏への批判をまくしたてたのだ。 「高飛車だけならいいですが、あの人は常識がないので始末が悪い。佐藤さんが大阪から出たがっていると聞いて東京のレストランで初めて会ったとき、何ていったと思います? 『私はこのまま参院選に