「百円の恋」主演の安藤サクラ[映画.com ニュース]第39回日本アカデミー賞の授賞式が3月4日、東京・グランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで行われ、「百円の恋」の安藤サクラが最優秀主演女優賞を初受賞した。自身の名前が読み上げられると、安藤は「信じられない」といった表情を浮かべ、両手で口元を覆いながら壇上へ歩を進めた。 山口県・周南映画祭の「松田優作賞」第1回グランプリを受賞した足立紳の脚本を、「イン・ザ・ヒーロー」の武正晴監督が映画化。第27回東京国際映画祭の「日本映画スプラッシュ部門」ほか、数々の国内映画賞に輝いた。安藤が約3カ月間のトレーニングを敢行し、ボクシングに情熱を傾けることで日常を変革させていく主人公・一子の心身を体現した。 プレゼンターを務めた岡田准一から最優秀ブロンズを手渡されたものの、驚きっ放しの安藤。低予算の作品ながら同部門と脚本賞の2冠という快挙に、「びっくり