軒を連ねる民家の屋根から、ニョキッと顔を出す巨大なワイングラス-。その正体は、千葉都市モノレールの千城台駅(千葉市若葉区)近くにある「坂月高架水槽」だ。 管理する千葉県水道局によると、昭和45年に完成した給水塔で、高さ約33・7メートル。傘部分内にある水槽の直径は約20メートルあり、約2千トンの水を蓄えている。その落差から生まれる水圧で、ニュータウンとして開発された地域に水を送り続けてきた。現在も、約1万4千世帯に給水する“現役選手”だ。 数年前に塗り替えたばかりだという、淡いグリーンがまぶしい。そのユニークな姿とともに、地域のランドマークとして親しまれている。 (写真報道局 松本健吾) ◇ ☆「路上感撮」全編は 【コチラから】