九州電力は9月25日、再生可能エネルギーの接続申し込みの回答を保留した。「保留」は東北電力や四国電力も追随し、“九電ショック”は全国的に広がった。ただ、九電の能見執行役員は、九州特有の「低圧敷地分割」への対応や、設備認定量が夏季ピーク需要をも超えた九州の深刻さを強調する。一方で、接続可能量を超えても、条件次第で受け入れる可能性や、新技術による接続可能量の増加にも期待する。 ――再生可能エネルギーの接続申し込みの回答を「保留する」という措置は、固定価格買取制度(FIT)上、想定したものではなく、法的な問題点を指摘する人もいます。 能見 9月25日から回答を保留したことについては、多くの皆様にたいへんご迷惑をおかけし、たいへん申し訳なく思っています。ご指摘のように、法的に「保留」という対応は想定していません。FITでは、正当な「拒否事由」があれば、接続を拒否できます。再エネをそれ以上に連系する
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