ブックマーク / itlaw.hatenablog.com (2)

  • アジャイル型開発における未完成の責任 東京地判令3.11.25(平30ワ25117) - IT・システム判例メモ

    アジャイル型でアプリ開発を進めたところ、完成に至らなかったことについて、ベンダの不完全履行、プロジェクトマネジメント義務違反等が主張されたが、いずれも否定された事例。 事案の概要 eスポーツ事業の企画・運営等を行う原告(X)は、ゲーマー向けソーシャルアプリの開発を構想し、開発ベンダである被告(Y)との間で、平成28年8月18日に、ゲームに参加する人をマッチングし、参加者同士がコミュニティを形成するソーシャルメディア機能を有するソフトウェア(件ソフトウェア)を開発する契約(件契約)を締結した。対価の額合計は、2450万円。その支払は1000万円、1000万円、450万円の3回にわけて行われることとされ、最後の450万円は、納品物を納入後に支払うこととなっていた。 件契約の締結前には、Xは、検収に合格しなかったら、支払済みの代金を返金する条項を設けることを求めたが、Yは「返金を想定してお

    アジャイル型開発における未完成の責任 東京地判令3.11.25(平30ワ25117) - IT・システム判例メモ
    tick2tack
    tick2tack 2024/10/24
    “本件契約の締結に当たり,本件ソフトウェアの仕様が予め確定していたわけではない””未完成になったのは、機能の絞り込みの意思決定ができなかったことが理由”
  • 写真素材のイラスト化 東京地判平30.3.29(平29ワ672) - IT・システム判例メモ

    同人誌イラストの一部に写真素材が流用されたとして著作権侵害の有無が争われた事例。 事案の概要 Xが,Yにおいて販売する同人誌に,Xが販売する写真素材をイラスト化して掲載して販売する行為が著作権侵害にあたるとして損害賠償を求めた事案。 問題となった写真素材。 問題となったイラスト(下方のの背表紙部分の飲み物を飲む男性) ここで取り上げる争点 著作物性と著作権侵害の有無 裁判所の判断 確かに写真素材なので,類似の写真が多く存在するとはいえ,裁判所は以下のように述べて著作物性を認めた。 (1) 写真は,被写体の選択・組合せ・配置,構図・カメラアングルの設定,シャッターチャンスの捕捉,被写体と光線との関係(順光,逆光,斜光等),陰影の付け方,色彩の配合,部分の強調・省略,背景等の諸要素を総合してなる一つの表現であり,そこに撮影者等の個性が何らかの形で表れていれば創作性が認められ,著作物に当たる

    写真素材のイラスト化 東京地判平30.3.29(平29ワ672) - IT・システム判例メモ
    tick2tack
    tick2tack 2018/06/20
    写真は著作物だが、複製/翻案には当たらないと。よくわからんが不正競争防止法なんかだとどうだろ。
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