ソニーとソニーネットワークコミュニケーションズは6月12日、プログラミングなしで使える、機械学習を用いた予測分析ツール「Prediction One」を法人向けに提供すると発表した。当面は無料で利用可能で、有料化の時期は決まり次第Webサイトで案内する。サポートは有償。 予測分析は、統計アルゴリズムや機械学習を使って過去の実績から将来の結果を予測するデータ分析手法の一つ。工場における製造機器の故障予測や、退職しそうな従業員の予測など、幅広い領域で活用を見込める。 Prediction Oneは、機械学習やプログラミングの専門知識がなくても操作できるGUI(グラフィカルユーザーインタフェース)を採用した。予測したいデータをアップロードし、分析結果が表示されるまで数クリックで完了するという。これまで専門的な知識や経験が必要だった「データの前処理」と、予測モデルの選択や学習といった「モデリング」