ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (19)

  • 不思議な気象現象、“雷雪”の謎に迫る

    アメリカ、ミネソタ州の農場の上空でとどろきを上げる雷雲(写真左)。雷雲は、地表近くの暖かく湿った空気が上昇して、大気の状態が不安定になった場合に発生する。 アメリカでは、晩冬から早春にかけてこのような条件がそろうことがある。吹雪の中で雷鳴と雷光が発生する珍しい気象現象で、「雷雪」と呼ばれている。 雷雪の研究者は、雪中撮影装置(写真右)を用いて雷雪の形成メカニズムを調査している。 Photograph by Richard Olsenius/NGS (left) and courtesy Patrick Market (right) 3月1日~2日、アメリカ東部地方は広範囲にわたって晩冬の雪嵐に襲われた。猛烈な吹雪となり、激しい雷鳴がとどろいた。住民は寒さと音で大変だっただろう。おや?そういえば雷が鳴るのは夏ではなかったか? 雪雲に伴う雷は珍しい気象現象であまり知られていないが、「雷雪(th

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    tidei 2024/02/06
  • 9人が怪死「ディアトロフ峠事件」の真相を科学的に解明か

    1959年2月26日、ディアトロフ峠で遭難した登山グループのテントを調べるソ連の捜索隊。テントは内側から切り開かれ、多くのメンバーがを履かずに下か裸足で外に出ていた。(PHOTOGRAPH COURTESY OF THE DYATLOV MEMORIAL FOUNDATION) 60年以上前のロシア(当時はソ連)で起きた悲惨な出来事は、秘密の軍事実験やイエティ、さらには地球外生命体との接触まで、さまざまな陰謀論を産み出してきた。しかし現時点で最も納得でき、最も理にかなっていると思われる仮説は、自動車事故の実験や映画『アナと雪の女王』で使われたアニメーションをヒントにした雪崩のシミュレーションにもとづくものだ。 スイスの2人の研究者が2021年に発表したデータは、9人の雪山登山者にむごたらしい死をもたらしたのは、不思議なほど規模の小さい遅発性の雪崩が原因だった可能性を示唆していた。雪山で

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    tidei 2021/02/02
  • 『ジュラシック・パーク』で大活躍の恐竜、本当はこんな姿だった

    卵からかえるひなの世話をするディロフォサウルス・ウェテリリの復元図。(ILLUSTRATION BY BRIAN ENGH) 1993年の映画『ジュラシック・パーク』のなかに、悪役のひとりが運悪くディロフォサウルス(Dilophosaurus wetherilli)に出くわし、殺される場面がある。人間よりも小さく、好奇心旺盛なディロフォサウルスは性をむき出しにすると、エリマキトカゲのような首のフリル(えり飾り)を広げ、鋭い鳴き声を立て、悪役の目に毒入りの唾を吐きかける。 このシーンによって、ポップカルチャーにおけるディロフォサウルスのイメージはすっかり固定されてしまったが、実際のディロフォサウルスは、映画で描かれている外見とは大きく異なっていた。 「私は、『最も有名な“知られざる”恐竜』と呼んでいます」と話すのは、米アリゾナ州化石の森国立公園の古生物学者アダム・マーシュ氏だ。同氏は、ディ

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    tidei 2020/07/11
  • ニュージーランドが川に「法的な人格」を認めた理由

    ニュージーランド政府は、マオリの人々が祖先と仰ぐワンガヌイ川に法的な人格を認めた。 PHOTOGRAPH BY MATHIAS SVOLD ニュージーランド北島のワンガヌイ川は、流域に暮らすマオリの部族が700年以上にわたって支配し、大切に守り、かつ頼りにしてきたもので、彼らにとっては、聖なる力をもつ「アワ・トゥプア」(祖先の川)だ。しかし、19世紀半ばにヨーロッパ人が入植を始めると、この川に対するマオリの権限は徐々に奪われ、最終的には政府によって完全に消し去られた。 マオリの人々は川が汚され、衰弱していくさまをずっと見てきた。何よりも耐え難かったのは、広範囲に及ぶ水力発電開発の一環として、水源からの流れが来と異なる集水域に向けられ、上流域の自然な流れが奪われたことだった。人間において最も神聖な場所は頭であると考えるマオリにとって、上流域は祖先であるワンガヌイ川の頭に当たる。流れの改変は

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    tidei 2020/03/01
  • マヤ文明の衰退、従来説を覆す研究成果

    マヤ文明で都市の破壊を伴う「総力戦」が起きたのは紀元9世紀に干ばつが連続し、料をめぐる争いが始まってからというのが定説だった。(PHOTOGRAPH BY DEA/G. DAGLI ORTI/DE AGOSTINI/GETTY) 古代マヤ文明において古典期と呼ばれる700年ほどの期間(紀元250年ごろから950年ごろまで)、戦争はある程度「儀式化」されていたというのがこれまでの定説だ。(参考記事:「知ってるようで知らないマヤ文明」) つまり、王族が連れ去られたり、象徴的な建造物が解体されたりすることはあっても、大規模な破壊行為が行われたり、一般人に大量の死傷者が出たりしたことはめったになかった。そして古典期の終わりになって干ばつが増え、料が不足した結果、王国間の戦争が激化して文明が衰退に向かっていった、という説だ。 しかし、8月5日付けの学術誌「Nature Human Behavio

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    tidei 2019/08/08
  • 相次ぐ絶滅危惧セミクジラの不自然死、残り400頭

    カナダのセントローレンス湾で、頭と口に漁具が絡みついているところを発見されたタイセイヨウセミクジラ。これが、溺死や餓死につながることもある。救助隊が見守る中、このクジラは3時間後に自力で脱出に成功した。(PHOTOGRAPH BY NICK HAWKINS) 2019年6月20日、カナダ、ノバスコシア州シェテイキャンプ沖の海上で、「パンクチュエーション」という名前が付けられたタイセイヨウセミクジラ(Eubalaena glacialis)が死んでいるのが発見された。死骸は船で近くの砂浜まで引かれて行き、そこで解体された。 タイセイヨウセミクジラは、1900年代初めに乱獲により絶滅寸前に追い込まれ、1937年に商業捕鯨が禁止された。その後生息数は安定したものの、回復には至っていない。死亡数は年に数頭だが、ほとんどが船に衝突したり漁具に絡まって命を落としている。2000年代初めには500頭だっ

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    tidei 2019/08/03
  • エベレスト登山、渋滞の背後にある大きな問題

    エベレスト登山で最も危険な場所の1つであるクンブ・アイスフォールを通る登山者の列。(PHOTOGRAPH BY MARK FISHER/FISHER CREATIVE, NATIONAL GEOGRAPHIC) 5月27日、米コロラド州のクリストファー・クリシュ氏(62歳)が、エベレスト登頂後の下山中に、標高7900メートルのキャンプ4で亡くなった。クリシュ氏の兄弟によると、死因は高山病ではなく心臓まひだという。 これで、エベレストでの今シーズンの死者は11人になり、ヒマラヤの8000メートル峰における今春の死者数は計21人にのぼった。登山シーズンはあと数日残っているため、この数はさらに増える可能性もある。 ネパールの登山家ニルマル・プルジャ氏が5月22日に撮影したエベレスト渋滞の写真は、瞬く間に拡散した。頂上付近の尾根で何百人もの登山者が渋滞し、ほぼ途切れのない列を作っている写真だ。そし

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    tidei 2019/06/01
  • 大西洋沖の怪現象に新説、プレートが剥離中?

    海洋プレートが別のプレートの下に沈み込む「沈み込み帯」を描いたイラスト。ポルトガル沖の地質活動の研究で、沈み込み帯誕生の過程が明らかになるかもしれない。(ILLUSTRATION BY NATIONAL GEOGRAPHIC, ART: TOMÁŠ MÜLLER, GRAPHIC EDITORS: MANUEL CANALES, MATTHEW CHWASTYK, RESEARCH: RYAN WILLIAMS) 大西洋のポルトガル沖で1969年、大きな地震が起こり、津波が発生した。この謎の現象は、ジョアン・ドゥアルテ氏を長年にわたり悩ませてきた。震源地の周辺には、何の変哲もない平らな海底が続いているだけなのだ。こんなところでなぜ地震が起こったのか。ポルトガル、リスボン大学ドン・ルイス研究所の海洋地質学者として、ドゥアルテ氏はこの海底で何が起こっているのかを突き止めようとした。 そして地震

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  • シャチを脅かす亡霊、禁止された有毒化学物質

    世界のシャチが危機に直面していることが、新たな研究により明らかになった。(PHOTOGRAPH BY PAUL NICKLEN, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) シャチは群れをつくって暮らし、チームで狩りをする。ときには協力して波を作り出して、浮氷の上にいる獲物を水中に落とすこともある。この賢い海生哺乳類は、大量虐殺や漁網といった人間の脅威にもへこたれず生き延びてきた。(参考記事:「米テーマパークがシャチショーの歴史に幕」) しかし9月28日付けの学術誌『サイエンス』に発表された研究によると、世界のシャチの群れの半数以上が30~50年後に崩壊する可能性があるという。原因は、すでに禁止されている有毒化学物質だ。(参考記事:「動物大図鑑 シャチ」) ポリ塩化ビフェニル(PCB)は安定な有機化合物で、コンデンサー、塗料、冷却材などに広く使用されていたが、生体への危険性

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    tidei 2018/10/02
  • 大気で作るガソリンを開発、実用化へ道筋

    大気から回収した二酸化炭素で作った液体燃料。(PHOTOGRAPH COURTESY CARBON ENGINEERING) 家の近くのガソリンスタンドで、「レギュラー、ハイオク、それとも炭素フリーにしますか」と聞かれる日が来るかもしれない。 カナダのカーボン・エンジニアリング社は、低コストで大気から二酸化炭素を回収し、それを水素と合成して液体燃料を製造することに成功、エネルギー専門誌「Joule」に論文を発表した。 カーボン・ニュートラル これは、2つの点で有意義な技術である。一つは大気中の二酸化炭素を回収できること、もう一つは回収した二酸化炭素を使ってガソリンや軽油、ジェット燃料を製造できることだ。大気で作った燃料なら、二酸化炭素を排出してもプラスマイナスゼロ、つまり「カーボン・ニュートラル」だ。(参考記事:「燃料いらずの夢の宇宙エンジン、第三者が初の検証」) 「気候変動の影響から地球

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    tidei 2018/06/15
  • 米スペースX、壮大な火星移住計画を発表

    宇宙飛行士を宇宙に送るために設計された宇宙船「ドラゴン2」の隣に立つスペースXのCEOイーロン・マスク氏。(PHOTOGRAPH BY KEVORK DJANSEZIAN, GETTY IMAGES) 9月27日、航空宇宙の分野で今年最も期待されていたであろう発表がなされた。米スペースX社の創設者イーロン・マスク氏が、火星に居住地を建設するという壮大な計画を明らかにしたのだ。 計画を簡単に要約すれば、地球と、隣のやや小さな惑星との間で数千人を輸送する事業を、今後10数年以内に始められるとマスク氏は考えている。さらにその後、おそらく40年から100年後には、火星は100万人が暮らす自給自足できる居住地を擁するかもしれないという。 メキシコ、グアダラハラで開かれた国際宇宙会議(IAC)で、マスク氏は「全員が火星に移り住むということではありません。人類が多惑星種になるということです」と語った。

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    tidei 2016/10/01
  • 第1回 すごい物理学者の「スイッチが入った瞬間」

    訪問の前に、沖縄科学技術大学院大学OISTのことを身の回りで聞いてみたところ、知っている人はあまりいなかった。設立が2011年でまだ歴史が浅いこと、学部学生がいない大学院大学であること、などから一般へも名が知られるのはこれからのようだ。 それでも、やはり知っている人はいて、その場合、非常に特色のある運営方針に関心を持っていた。例えば、教員と学生の半数以上が外国人で、教育と研究はすべて英語で行うという国際志向。そして様々な研究分野が互いに刺激を与え合えるような環境づくりを大学レベルで行う学際志向。先進的で高度な研究・教育機関として注目されているようだ。 さて、そのような研究施設の、景色が素晴らしい研究室で、ぼくが相対したのは、「量子波光学顕微鏡ユニット」の新竹積(しんたけ つもる)教授。「量子波」なる不思議感あふれるものを使って、これまでの電子顕微鏡では果たせなかった新たな扉を開く。なにしろ

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    tidei 2016/09/21
  • 1300個、18倍の銀河を一度に発見、新電波望遠鏡

    電波望遠鏡ミーアキャットによる発見の1つ、高速粒子のジェットを噴き出す巨大ブラックホール。(Photograph by MeerKAT) 宇宙の既知の銀河の数が一気に18倍に跳ね上がった。 多数の巨大なパラボラアンテナを相互に接続した南アフリカ共和国のミーアキャット(MeerKAT)電波望遠鏡は、現在もまだ建設中だ。しかし、天文学者たちは、その驚くべき性能の一端を垣間見ることができた。今まで70個の銀河しか発見されていなかった領域で、1300個もの銀河が写った詳細な画像をとらえることに成功したのだ。(参考記事:「宇宙誕生を見つめるアルマ望遠鏡」) 「現在のところ、設置されているパラボラアンテナは計画されている64基のうち16基だけです。それでもミーアキャットは南半球いちの性能を持つ電波望遠鏡になっています」。南アフリカ共和国のナレディ・パンドール科学技術大臣は、7月18日に行われた記者会見

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    tidei 2016/07/22
  • 公転周期700年、太陽系の新たな「準惑星」を発見

    準惑星マケマケの想像図。氷の多い天体が円盤状に広がる海王星の外側の領域、カイパーベルトに浮かんでいる。新たに発見された天体の大きさはマケマケの半分程度。(ILLUSTRATION BY IAU, M. KORNMESSER (ESA/HUBBLE)) 海王星より外側にある、氷でできた天体が集まるカイパーベルトと呼ばれる領域で、横幅700キロ弱の準惑星を新たに発見したと、天文学者らの研究チーム「太陽系外縁部起源探査(OSSOS)」が発表した。 7月10日に国際天文学連合(IAU)で「2015 RR245」と仮に命名されたこの星は、現在認定されている5つの準惑星、冥王星、エリス、ハウメア、マケマケ、ケレスよりも小さい。正確な大きさはまだ明らかになっていないものの、米カリフォルニア工科大学の天文学者マイク・ブラウン氏が立ち上げたデータベースによれば、太陽系外縁部で正式名称が付いていない天体の大き

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    tidei 2016/07/15
  • 重力波を生んだ太古のブラックホール衝突を解明

    宇宙の吸血鬼:O型星の連星の一方が他方から物質を吸い上げる様子の想像図。O型星は宇宙で最も高温で明るいタイプの恒星だ。LIGOが初めて検出した重力波も、こうした巨大な連星がそれぞれブラックホールになり、さらに合体することで発生した可能性がある。(IMAGE COURTESY ESO, M. KORNMESSER, S.E. DE MINK) はるか昔に2つのブラックホールがぶつかった際の衝撃が、時空のさざ波「重力波」として直接検出されたというニュースが、先日、大きな話題になった。これは、いわば古生物学者が誰も見たことのない画期的な化石を手にしたようなものだ。(参考記事:「重力波を発見、世紀の発見をもたらした壮大な物語」) 今、その「化石」を手掛かりに、モデルを使ったシミュレーションによって、衝突した太古のブラックホールの「生前」の姿を再現しようとする研究が進められている。 ブラックホールの

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    tidei 2016/06/24
  • 小惑星衝突「恐竜絶滅の日」に何が起きたのか

    6600万年前、メキシコ東部に小惑星が衝突し、恐竜を絶滅させた。新たな研究により、当時の詳細な状況が明らかになってきた。(Photograph by TIm Peake, ESA, NASA) 6600万年前、中生代最後の日の太陽が昇る朝を想像してみてほしい。 光の束が現在のメキシコ・ユカタン半島の海岸沿いに広がる沼地や針葉樹の森に降り注ぎ、温かいメキシコ湾の水は生命で溢れている。 いまでは「失われた世界」の住民である恐竜や巨大昆虫が、鳴き声や羽音を響かせて生命を謳歌しているさなか、山ほどもある小惑星が、時速およそ6万4000キロの速さで地球に向かっていた。 ほんの束の間、太陽よりもはるかに大きくてまぶしい火の玉が空を横切る。一瞬の後、小惑星は推定でTNT火薬100兆トン分を超える規模の爆発を起こして地球に激突した。 衝突の衝撃は地下数キロに達し、直径185キロ以上のクレーターを作り出し、

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    tidei 2016/06/15
  • 美しくも危険な「電気クラゲ」にご用心

    夏のビーチに、美しい色の風船のような生き物がいたら、それはカツオノエボシ(学名:Portuguese Man-of-War)だ。今日は、あまり知られていないその生物の正体に迫ってみよう。(参考記事:「カツオノエボシ」) クラゲじゃない カツオノエボシは、別名「電気クラゲ」とも呼ばれるほどクラゲによく似ているが、実はヒドロムシが複数集まった群体だ。米フロリダ自然史博物館のジョージ・バージェス氏は、ヒドロムシは「協力して1つのまとまった体を形成する」小さな生物であり、車で例えるならば、それぞれが部品のような役割を果たしていると説明する。 大西洋のアゾレス諸島沖を泳ぐカツオノエボシ(2009年撮影) (PHOTOGRAPH BY WILD WONDERS OF EUROPE/NATUREPL.COM/NATIONAL GEOGRAPHIC)

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    tidei 2016/06/15
  • ネコの不可解な行動の理由は?――専門家に聞く

    窓から身を乗り出して外の世界に興味津々なネコ。モロッコにて撮影(PHOTOGRAPH BY MITSUAKI IWAGO, MINDEN PICTURES/NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) どんなに仲良くなっても、ネコは謎が多い生き物だ。私たち人間は、そのよそよそしさに惹かれる一方で、わけがわからない反応に腹を立てることもある。そこでこの記事では、ネコの不可解な行動に関する、読者からの3つの質問に答えてみたいと思う。(参考記事:「犬やは「人間アレルギー」になるか」) 鳴きまくる 最初は、コリナ・サンソーネさんご夫からの質問。2人は、9歳になるラグドールを、生後5週間のときから飼っている。 放し飼いだったネコは、2年半ほど前の引っ越しがトラウマとなり、一時的にえさをべなくなり、夜中に鳴きながら家中を歩き回るようになった。近所のネコやアライグマと何度もケンカをし

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    tidei 2016/05/30
  • 重力波、世紀の発見をもたらした壮大な物語

    このほど、2つのブラックホールが合体する際に発生した重力波が検出された。図はブラックホールの合体のシミュレーション画像。ブラックホールがお互いを飲み込む直前には、それ以外の宇宙全体よりも大きなエネルギーを放出する。(ILLUSTRATION BY SXS COLLABORATION) 100年におよぶ壮大な探し物に、ついに決着がついた。科学者たちはレーザーと鏡を使って、時空のさざ波「重力波」を直接観測することに成功した。 この重力波は、地球から約13億光年の彼方で、2つのブラックホールが互いに渦を巻くように回転して衝突したときに発生した。ブラックホールの1つは太陽の36倍の質量を持ち、もう1つは29倍の質量を持っていた。(参考記事:「21年後に巨大ブラックホールが衝突へ」) 重力波は池に生じたさざ波のように宇宙を広がり、2015年9月14日、地球上に設置された4組の鏡の距離に、ごくわずかだ

    重力波、世紀の発見をもたらした壮大な物語
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    tidei 2016/02/14
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