米連邦取引委員会(FTC)のリナ・カーン委員長は2021年の就任前から米アマゾン・ドット・コムの市場支配力を厳しく批判してきた。写真はワシントンで2021年4月、代表撮影(2023年 ロイター) [ワシントン 26日 ロイター] - 米連邦取引委員会(FTC)のリナ・カーン委員長は2021年の就任前から米アマゾン・ドット・コム(AMZN.O), opens new tabの市場支配力を厳しく批判してきた。FTCが同社を反トラスト法(独占禁止法)違反の疑いで提訴した26日、長年の取り組みは転換点を迎えた。 17年に当時29歳だったカーン氏は米エール法科大学院の法律評論誌「エール・ロー・ジャーナル」で発表した論文でアマゾンの事業構造や慣行が反競争的である恐れがあるにもかかわらず、反トラスト法の規制を逃れてきたと指摘。「事業戦略と情報発信を消費者のための値下げに集中させることなどで政府の監視の目