ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を使用して顧客情報が流出した問題で、ヤマトホールディングス(HD)が発表したお詫び文がネット上で失笑を買っている。なんと、同社は「(Winnyで)流出したデータは、既にネットワーク上から削除した」と発表。P2P(ピア・ツー・ピア)で情報がネットワーク上に流出した場合、それを削除するのは技術的に不可能だが、それをやってのけた、とも読める。同社の真意は何だったのか? 「その技術でもうけられるんじゃね?」 ヤマトHDは2007年3月23日、Winnyを通じて顧客情報を含む個人情報160件がネットワーク上に流出したと発表した。流出した顧客情報は、2001~02年に引越しサービスを依頼した客の名前、住所、電話番号など。ヤマト運輸の引越し事業を行っている北信越ヤマトホームコンビニエンスの社員1名が、業務資料作成のため、営業実績などの過去資料を自宅の個人用PC