1. 「常識」は常に正しいとは限らない 大昔には「バテるから運動中は水を飲んじゃダメ」と言われていたし、「健康のため、赤ちゃんには日光浴をさせるべき」というのが定説でした。また、「黒人は夜、目が見えないから軍の要職には就けない」と考えられていたし、「女性には生理的にフルマラソンは無理」と決めつけられていました。これらはみんな、その時点では「常識」だったわけです。 でも今では、運動中に水を飲まないのは危険だとわかっているし、紫外線は皮膚ガンの原因になると言われています。コリン・パウエルは国務長官にまで昇り詰めたし、高橋尚子や野口みずきの活躍に沿道の人がニコニコと小旗を振ってます。 つまり、ある時点で常識とされていることなんて、長いスパンで見れば実はぜんぜん正しくなかったりするわけです。意見の根拠として「常識」を持ち出しても意味がないし、ましてや「常識だから正しいのだ!」と言われてなんとなく納