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昨日、ニュース報道では聞いていましたが、2008年に起きたワタミの過労自死事件の損害賠償請求訴訟が終結したようです。被災者の両親(原告)を支援していた全国一般東京東部労働組合の関係者の方のブログに裁判所で当事者が合意した和解文書が掲載されていた(原文はこちら)ので、このエントリの末尾に引用するとともに(ただし被災者の氏名は「被災者」としました)、以下で、若干、解説したいと思います。 1 なぜ自死が過労死になるのか。誰が責任を負うのかまず、うつ病等のメンタル疾患は、疾患の症状として「死んでしまいたい」「死ななければならない気持ち」(希死念慮)が発生します。疾患の症状として死を選んでしまうわけです。「自殺」ではなく「自死」とするのもこのような観点からです。 そして、長時間労働や、過重な責任の負担、自己・他人の大きなミスのリカバー、悲惨な事故の目撃、パワハラ・セクハラなど、職場で発生する様々な要
大手居酒屋チェーン「ワタミ」子会社の新入社員だった森美菜さん=当時(26)=が2008年に過労自殺したのは会社の責任だとして、両親が会社側に損害賠償を求めた訴訟は、ワタミや創業者の渡辺美樹参院議員が約1億3000万円を支払い、自殺は過労が原因と認めて謝罪することで和解が成立した。裁判ではワタミの“ブラック”な企業体質も明らかになった。 「責任は私にある」 8日の和解協議に出席した渡辺氏はこう謝罪し、両親に頭を垂れたという。 和解内容には、ワタミが取り組む具体的な長時間労働の防止策も盛り込まれた。ここ数年、「ブラック企業」のイメージが定着し、業績ががた落ちとなった同社だが、裁判では驚くべき労働実態も明らかにされた。 訴状などによると、美菜さんは08年4月、ワタミフードサービス(現ワタミ)に入社。神奈川県内の店舗に配属された。直後から、午後に出勤、翌日未明まで続く十数時間の深夜長時間労働が連続
金谷武洋『日本語に主語はいらない』(講談社、2002)が出版されてもうだいぶ経つが、いまだにこの本の問題点は知られていない。事実誤認や偏った視点、実証を伴わない主張などかなり危うい本なのだ。まともな学術研究や日本語教育と合致しない内容であるのに日本語特殊論など受け入れられやすい要素があり、広く浸透している。 先月、図書館総合展での同業者との会話でよりによって専門的知識が世間一般に伝わっていないという話題で同書を肯定的に紹介した人がいて驚いたことがあった。金谷武洋の本はむしろ言語に関する学術研究に基づかないのに一般に広まってしまった本であり、その同業者の批判対象と同じ括りに入るものだ。その場は時間の都合もあって私から過去のいくつかの批判を紹介するに留まった。 この手の話題は何度も遭遇する機会がありそうなので、金谷武洋本を批判した方々の過去の記事にリンクしておく。 『日本語に主語はいらない』に
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