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ブックマーク / shinichiroinaba.hatenablog.com (4)

  • 「殺すことはない」 - shinichiroinaba's blog

    大昔に河出の『文藝』のアンケートに答えたことが触れられていた 「もっと明瞭な殺人否定論はないのですか?」 「たしか、いなば先生 @shinichiroinaba が大昔に少年向けに書いたものがあって、まず君には、殺されたくない大事な人たちがいる。ところで他の人たちも、同様の人たちを抱えている。だから人を殺してはいけない。記憶が朧げですが、かなり簡明です」 — 遠藤 with another view (@endoucom) 2023年2月15日 ので少し追記する。 「殺してはいけない」というルールは見ればわかる通りネガティヴな禁止の形をとっている。強い道徳的義務、いわゆる完全義務の多くはこのように「なになにしてはいけない」という形をとり、「なになにすべきだ(しなければならない)」というポジティヴな形をとらない。ポジティヴな義務は多くの場合「なになにしたほうがよい」という推奨の形をとる。そう

    「殺すことはない」 - shinichiroinaba's blog
    tikani_nemuru_M
    tikani_nemuru_M 2023/02/17
    小泉義之『弔いの哲学』における議論を義務演算子をもちいて記述。
  • 言うておきますが - shinichiroinaba's blog

    「社会主義の教訓」と「資主義の教訓」とは「どっちもどっち」ではありません。決定的に非対称的です。 「どちらがより多くの人命を犠牲にしたか」を言うてるのではありません。 我々は――体制としてみれば――資主義なしではやっていけないが、社会主義なしでもやっていける、ということです。 それが自律的な体制のことを意味するのであるならば、我々は社会主義を拒絶することはできます。しかし資主義を拒絶することはできない。ただそれを慎重に改良することができるだけです。 現代社会主義 形成と崩壊の論理 作者: 岩田昌征出版社/メーカー: 日評論社発売日: 1993/05メディア: 単行この商品を含むブログ (2件) を見る現存した社会主義―リヴァイアサンの素顔 作者: 塩川伸明出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 1999/09/01メディア: 単行 クリック: 2回この商品を含むブログ (8件)

    言うておきますが - shinichiroinaba's blog
    tikani_nemuru_M
    tikani_nemuru_M 2010/07/02
    資本主義・社会主義という用語の指示内容がよくわからん。「市場」なしにやっていけないというのは確かだが、市場は資本主義に固有のモノではないし。経済民主主義という意味で資本主義という言葉を使ってるんだろか
  • 東京法哲学研究会1月例会(というより安藤馨『統治と功利』合評会)@成城大学 - shinichiroinaba's blog

    統治と功利 作者: 安藤馨出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2007/05/30メディア: 単行購入: 2人 クリック: 55回この商品を含むブログ (80件) を見る 一昨日12日のことですが今日書きます。 といっても細部を覚えていませんが。 結論的にいえば大変意義深い会だったと思います。「思います」というのは私が論点の大半を消化できなかったからです。コメントと応答は第一部のどちらかというとメタ倫理的な話(といっても一昔前の言語分析とか認識論ではなく形而上学中心で大変エキサイティング)に集中し、第二部、第三部の規範倫理・政治哲学の話は出てこなかったので、正直ついていけない話が多すぎでした。しかし正月休み返上で書かれたという江口聡・井上彰両氏のコメントも、前日か前々日だかに丸一日費やして書かれたという安藤氏のリプライも、いずれも大変力のこもった、少し手を入れれば立派な論文になる力作で

    東京法哲学研究会1月例会(というより安藤馨『統治と功利』合評会)@成城大学 - shinichiroinaba's blog
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    tikani_nemuru_M 2009/07/03
    安藤馨『統治と功利』合評会
  • なんだか大人げないことをしている人たちがいるようだが - shinichiroinaba's blog

    東さんは煽った。常野さんは乗った。実際に乗られてみて東さんは「煽りが軽率だった」と反省して小役人的対応をとった。東さんの対応には手続き的なレベルではさしたる問題はないが、度量の狭さを批判されてもおかしくはない。 しかしこんなことをしたところで常野さんの名が上がるわけではないし、もちろんこんなことはどちらにとっても「いらん苦労」で「勉強」「芸の肥やし」にはならないことは明らか。 何より常野さんはまず最初にやるべきこと、つまり東さんの議論とデリダの議論を突き合わせてきちんと検討する、ということを自分でしていない。「卑怯」とはいわない。その呼びかけに応じてそれっぽいことをやってくれてる人が少しは出てきたからだ。しかしせっかくそういうものが出てきたのであるから、自分でデリダと東をきちんと読みこまないまでも、援軍の人たちの議論をきちんと咀嚼して、自分なりに何かまとまったことを言うべきであった。 常野

    なんだか大人げないことをしている人たちがいるようだが - shinichiroinaba's blog
    tikani_nemuru_M
    tikani_nemuru_M 2008/12/14
    id:gerlingのコメントから逃げながらご立派な説教ヅラ/そもそもさ、東を知識人として信頼するのなら、教室に出向くという選択肢は妥当なはず。東の発言を煽り扱いするほうが東を馬鹿にしている
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