1909年の発売以来、賛成派と反対派による論争が続いている、うま味調味料の「味の素」。いったいなぜ、うま味調味料にネガティブなイメージを持つ人が増えたのだろうか? 【画像】味の素を使って批判された「超人気料理研究家」を写真で見る ここでは、戦後日本の歴史を“味覚の変遷”から読み解いた、澁川祐子氏の著書『 味なニッポン戦後史 』(集英社インターナショナル)より一部を抜粋して紹介する。(全2回の1回目/ 2回目 に続く) ◆◆◆ 「中華料理店症候群」の後遺症 引き金になったのは、1968年にイギリスの医学雑誌「The New England Journal of Medicine」に掲載された「チャイニーズ・レストラン・シンドローム(中華料理店症候群)」と題する報告だった。 その内容は、中華料理を食べたあとに頭痛や発汗、しびれなどの症状が多数起きているというものだった。さらにその原因の1つとし
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