群馬県沼田市の廃棄物収集運搬会社の敷地内で4月、収集された廃棄物の中から現金4251万円が見つかった件で、県警沼田署が現金の持ち主を特定、前橋市在住で法定相続人の男性会社員(51)に返還していたことが4日、分かった。 同署によると、現金の持ち主が死亡後に自宅が取り壊され、そのがれきが同社へ運ばれた。その後、がれきの中から紙袋に入った紙幣が見つかった。紙幣には金融機関の帯封が巻かれ、そこ記されていた日付で持ち主の口座から多額の現金が引き出されていたことや、メモの筆跡から持ち主を特定、6月30日に返還された。 男性は「お騒がせしました。発見してくれた方に心からお礼申し上げたい」と話しているという。発見から3カ月以内に持ち主を特定できなかった場合、現金は同社のものとなっていた。同社では平成21年にも、外国銀行の名前と番号が刻印された重さ約1キロの金の延べ板(当時300万円相当)が見つかり、持