行方不明となっていた韓国の海洋水産省職員が北朝鮮の軍関係者に射殺された問題で、北朝鮮は韓国大統領府に書簡を送った。韓国の徐薫国家安保室長が25日の記者会見で明らかにした。 徐室長が公開した書簡によると、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、韓国の文在寅大統領および国民を大きく失望させたことを「非常に」申し訳なく思うと謝罪した。 北朝鮮は書簡で、再発防止のため境界線水域の監視を強化するとともに、必要な安全措置を準備すると説明。南北の信頼と関係が損なわれることを望まないとした。 書簡によると、北朝鮮の海域に入った身元不明の男性に向けて北朝鮮兵士が発砲したが、その場に接近したときには男性を発見できなかったため、死亡したと推測。男性が乗っていた浮遊物を国家の防疫規則に従って燃やしたという。 徐室長は金委員長と文大統領が最近、親書を交わしたことを明らかにした。 行方不明の韓国政府職員、北朝鮮が射殺し遺体
![北朝鮮の金正恩氏が韓国に謝罪、政府職員の射殺巡り](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c0a742a4b6037a241043de3581fcd7f5c306abd2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.bwbx.io%2Fimages%2Fusers%2FiqjWHBFdfxIU%2FiU7TAhDt4H0Y%2Fv1%2F1200x916.jpg)