「影響が非常に大きいからこそ訂正するべきだと思う。ほおかぶりしたまま、今後の報道が続くと、さらにうそを重ねるということになってしまう。大きな社会的な関心があるからこそ、過ちは過ちと認めないと、どんどん間違った方向へいってしまうので、訂正したこと自体はいいことだと思う」 毎日新聞は影山貴彦・同志社女子大教授(メディアエンターテインメント論)の「もっと早く訂正すべきだった」との声を載せていた。「フジ社員の関与の疑念が全くなくなったわけではない」とも(1月28日)。 今回コラムを書くにあたり文春の中居報道をすべて読み直してみた。すると今まで抱いていた小さな違和感こそが大事なポイントだと思えた。 女性セブンはどう報じたか まず最初の違和感。忘れている人もいるかもしれないが(もしくは知らない人も)、中居問題を最初に報じたのは文春ではなく「女性セブン」だった。文春の第一報は電子版で12月25日だったが
