ミクシィのCTOが語る「mixiはいかにして増え続けるトラフィックに対処してきたか」 YAPC::Asia 2006 Tokyo 東京都大田区で開催されているPerl技術者向けカンファレンス「YAPC::Asia 2006 Tokyo」で2006年3月29日,日本最大のソーシャル・ネットワーキング・サイト(SNS)である「mixi」を運営するミクシィのBatara Kesuma(バタラ・ケスマ)取締役最高技術責任者(CTO)が,増え続ける膨大なトラフィックにどのように対処してきたのかについて講演した。カギとなるのは「データベース分割」である。 mixiのシステムはもともとBatara氏が1人で作り上げたものだ。2003年当時,米国でFriendsterなどのSNSがはやっており,同氏が会社(現在のミクシィ,当時はイー・マーキュリー)にSNSを作りたいと提案したところ認められたという。同氏が
ネットレイディングスはこのほど、2006年10月度のインターネット利用動向情報サービスの調査結果を発表した。それによると、驚異的な成長を続けてきたソーシャルネットワーキングサービス(SNS)サイトmixi(ミクシィ)の利用者数が伸び悩んでいることがわかった。 10月のミクシィの利用者数は前月対比約8万人増の約520万人にとどまった。全ドメインにおけるページビューランキングは微減したものの、ヤフーに続く2位を維持。 しかし、利用者数とページビューにおいては、そのほかのSNSサイトを圧倒し、ひとり勝ち状態が続いている。また1人あたりの平均月間利用時間ではここ数カ月間減少傾向にあるものの、1位のヤフーの3時間32分に続く2位で、3時間30分となっている。 今回の調査結果について、同社の代表取締役社長兼チーフアナリストの荻原雅之氏は「ミクシィの520万人という利用者数はネットユーザー全体の12%弱
野村総合研究所(NRI)は11月10日,都内で企業ユーザー向けの「ITロードマップセミナーAutumn 2006」を開催した。テーマは企業におけるブログやSNSなど,いわゆるWeb 2,0技術の活用である。 NRIはセミナーで,2011年までの企業内Web 2.0のロードマップを披露した。現在はコンシューマ向けのマーケティングに活用する段階だが,2007年度から2008年度にかけて企業向けのブログ/SNS製品が充実し,企業内利用が進むと分析。2009年度からは一般化していくとの見方を示した。 ただ,「コンシューマ市場で成功しているブログ/SNSを真似て器だけを企業に導入しても失敗する」(嶋本正常務執行役員)と指摘。効果を得るための三つの条件を列挙した(写真)。具体的には,社員によるブログ/SNSの活用「スキル」向上,業務で積極的に活用する「カルチャー」の醸成,個人の活動を統制する「ガバナン
ネットエイジの連結子会社タイルファイルは11月7日、動画や画像の共有ができるソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「tila.」のアルファ版を発表した。 tila.はオーストラリアのベンチャー企業であるTILEFILEと技術提携を行って開発したもので、フルFlashのユーザーインターフェースを持つ。サービスの利用は無料だが、登録ユーザーからの招待が必要。ユーザー登録すると、「レルム」と呼ばれるコンテンツの公開スペースと「ライブラリ」と呼ばれるコンテンツの保存スペースが与えられる。 このサービスでは動画や画像といったメディアファイルコンテンツにタグや説明などをつけてアップロードできる。対応する形式はFlash VideoやSWF、WMV、MPEGなど。1ファイルの最大容量は100Mバイト、全体で1ギガバイトまでのファイルをアップロード可能だ。アップロードしたコンテンツは「タイル」と呼ば
ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)やブログなどといったCGMサービスを提供する5社1団体は、サービス内で起こる名誉棄損や著作権侵害といったトラブル対応を研究するため、2007年3月をめどに「CGMサポート研究会」を設立することを明らかにした。 研究会に参加するのは魔法のiらんど、ミクシィ、はてな、paperboy&co.、関心空間、の5社とウィキペディアの管理者。また、著作権関連の問題には社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)がオブザーバーとして参加する。参加する企業については、今のところ前述の5社1団体からの紹介のみとしているが、研究会設立後は広く参加を呼びかける。 研究会設立に先立ち、2006年春から魔法のiらんどが中心となり、サービス内で起こったトラブル事例の紹介や今後想定される問題などを検討する座談会を毎月1回程度開催していた。2007年3月には指針をまと
jbeef曰く、"セキュリティホールmemo経由、葉っぱ日記10月17日のエントリによると、2005年5月にIPAの脆弱性情報届出窓口に届け出られたmixiの欠陥の件が、1年半たってようやく決着したという。この欠陥は、mixi内でアップロードされた画像が、mixiにログインしていなくても画像のURLを指定すれば誰にでも閲覧できてしまうというもの。もっとも、数百万人の会員がいるとされるmixiでは、いずれにせよ誰にでも見られるのに等しいのだから問題じゃないという考え方もあろう。しかし、「友人まで公開」に設定している日記の画像はどうだろうか。普通のユーザなら、写真画像も「友人まで公開」だと信じて貼り付けるのではなかろうか。 葉っぱ日記によると、IPAはこれを脆弱性として受け付け、取り扱いを開始したものの、11か月後の2006年4月になって、ミクシィ側からギブアップの連絡があったという。その内容
18歳未満の子どもを対象としたソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「トイスタ」が9月1日、正式オープンした。ベータ版の機能に加え、保護者が子どもの行動を管理できる機能を追加したほか、サイト内のオンラインカードの有料販売を始める。 トイスタはオンライン上のカードを使って、ほかのユーザーと対戦できるゲーム機能を備えたSNSだ。7月21日よりベータサービスを開始していた。招待制のサービスではないが、18歳未満の子どもでないと会員登録できない点が大きな特徴となっている。 正式版では、子どもがトイスタ上でどのような行動をしたかを、その子どもの保護者がサイト上で確認できる「コモド」という機能を搭載した。「子どもだけでなく、親も安心して使えるインターネットサービスを目指した」と運営元のローハイド.で顧問を務める工藤友資氏は話す。 このほか、サイト内で通用するポイントの有料販売を始める。このポイン
インターネットビジネス関係のセミナーやイベント、パーティなどに参加すると、かならず何人かは以前から知っている人に出会う。もちろん、1990年代後半からインターネットビジネス関係者の間に、こうした人的ネットワークは存在していたし、当時も知人に会う頻度は高かった。 しかしこの数年、こうした催しの規模が拡大すると共に、知人に出会う機会も増えている。「知人の知人」といった関係まで含めれば、いったい何人とつながっているのかを、実際に何かの機会に調べてみたいとすら思う。こんな経験があるのは僕だけではないだろう。 シリコンバレーの本質 僕は研究者なので、インターネットビジネスに直接の関わりを持たない。だから、こうした人的ネットワークの中心ではなく、周辺に位置している。それに最近のインターネットビジネスの発展に伴い、ネットワークの参加者自体は増加しているはずである。 それでもこんな経験をするのは、この人的
草の根の「トレンドセッター」 10月のとある日曜の晩、テキサス州オースチン郊外の射撃練習場に続く砂利道を、ほろよい機嫌の映画ファンたちが、蛇行しながら進んでいく・・・。 射撃練習場の駐車場は、映画「ドミノ」の試写会から流れてきた人々の車でほぼ埋め尽くされていた。試写会場には脚本家も姿を見せた。映画会社はHarry Knowlesの強い勧めに従って、来場者に飲み物をふるまい、試写を観た後は射撃遊びに興じることができるよう取りはからった。Harry Knowlesはうわさ話、レビュー、業界ゴシップなどを満載し、「おたく」から業界人まで、幅広い層の支持を集めている人気サイト「Ain't It Cool News」の運営者だ。 異例の試写会だった。しかし、映画会社には責任訴訟専門の弁護士を雇ってでも、Knowlesの気に入る試写会を開催する必要があった。米国の好みを決定しているのは、事実上、彼のよ
総務省は10月19日、ブログおよびソーシャルネットワーキングサイト(SNS)について、2005年9月末現在における登録者数の集計結果を発表した。 今回発表された集計結果は、ブログを運営する企業33社、SNSを運営する企業13社について、それぞれの登録者数を単純合計して算出したもの。その結果、ブログの登録者数は473万人、SNSの登録者数は399万人となった。 総務省では本年5月にも、2005年3月末時点におけるブログ、SNSの現状分析と将来予測を発表している。その際発表された登録者数はブログ335万人、SNS111万人。また、2006年3月末にはブログ621万人、SNS507万人、2007年3月末にはブログ782万人、SNS1042万人になると予想していた。今回と前回では集計に用いた企業数などの差異はあるが、おおむね予想のとおりに推移している。 総務省では今後も各事業者の協力を得て、定期的
クロスサイトスクリプティングの脆弱性を悪用し、SNSで偽りの「友達」を増やしていた19歳の青年がアカウントを削除された。(IDG) 米ロサンゼルス在住のティーンエージャーが、ダイナミックWebサイトの大部分に共通するスクリプティングの脆弱性を突いた自己増殖型のワームを使い、コミュニティーWebサイトのMySpace.comで最大の人気メンバーにのし上がった。攻撃による被害はほとんどなかったものの、インターネットセキュリティ企業によれば、この手口はWebサイトのデータ破壊や個人情報盗難に使われる可能性があり、保護されたネットワーク内にいるエンタープライズユーザーでさえも被害に遭う恐れがある。 「サミー」を名乗る19歳のこのユーザーは、MySpaceで自分のユーザープロファイルに小さなコードを挿入した。MySpaceはメンバー数3200万で大半が30歳未満。サミーのプロファイルが参照されるたび
ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)に、社会学からアプローチする研究が始まっている。SNSのコミュニティーは、人間同士のつながりを把握できる貴重なサンプル。解析すれば、人脈の広がり方や情報の伝わり方の解明につながりそうだ。 SNS「mixi」の人脈ネットワークはどんな特性を持つのか――運営者のイー・マーキュリーから公式データを得た3グループが、このほど開かれた「社会情報学フェア2005」(京都大学)のワークショップで研究内容を発表した。 利用したデータは2005年2月時点のもので、ユーザー数は約36万人。個人が特定できないよう加工されている。 研究は、社会学の「ネットワーク分析」の視点で行われた。ネットワーク分析とは、個人の行動を、その人の意思や属性ではなく、その人を取り巻く環境――ネットワーク――によって説明しようという手法だ。 実社会の人間関係ネットワークを明らかにするには、個
ノートPCが500ドル以下に突入した今年のバックトゥスクール・セール 米国では新学年がスタート。混雑していたウチの近所のカフェも昼間はガラガラになり、おかげで気兼ねなく気分転換の仕事場に使えるようになった。今年の春・夏、米国ではパソコン販売の好調さが伝えられていた。実際、新学年シーズンをターゲットにしたバックトゥースクール・セールの低価格ぶりには目を見張るものがあった。Windows XP搭載機がデスクトップ機で300ドル以下、ノートPCで500ドル以下で手に入る。ただ、「オっ……」と思わず立ち止まるような個性的な製品はなく、どこか画一的で面白くない。だからこそ、激安を実現しているのだろうが、少々寂しい盛り上がりにも感じられる。 しかし、逆に考えると、学生がパソコンを手に入れやすくなれば、ネットサービスは活性化されるかもしれない。大学のキャンパスから広まったP2PのNapster然りである
起業家たちが、若者に衆議院選挙の投票参加を呼びかける市民運動「YES! PROJECT」が始動した。8月26日、同プロジェクトの設立記者会見が都内にて開催された。 YES! PROJECTのYESは、Young Entrepreneurs' Societyの略だ。プロジェクトの発起人代表となるグロービス代表取締役の堀義人氏を中心に、157人の起業家が発起人となって集まり、ブログとソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を使って若者の政治に対する意識を高めようとする運動だ。運営事務局は、議員事務所へのインターンシップ事業を展開するNPOのドットジェイピーが担当し、プロジェクト専用のSNSサイトは、SNS「GREE」を運営するグリーが同サイト内にて展開する。 プロジェクト発起人代表の堀氏は、同プロジェクトの設立経緯について、「ある政治家と会食した際、『若手経営者に何を期待するか』と聞いてみ
総務省自治行政局自治政策課は8月22日、東京都千代田区と新潟県長岡市で行うソーシャルネットワーキングサイト(SNS)実証実験のサービス開発を、NTTデータ子会社のNTTデータコミュニティプロデュースに委託したと発表した。 12月上旬までにシステムの設計や開発、テストを行い、12月中旬から2月上旬にかけて実証実験する計画。 関連記事 SNSで地域活性化、可能性と課題を探る ソーシャルネットワーキングサイトを地域活性化に生かす実証実験を、総務省が年末から開始する。実験を前に、地域SNSのあり方を考える座談会が開かれた。 「SNSでITリテラシー底上げを」――総務省研究会 「mixi」の一人勝ちが鮮明となり、ビジネスモデルに課題をかかえるSNS市場。総務省の研究会は「SNSは人々のITリテラシーを高めるツールになる」と期待する。 関連リンク NTTデータコミュニティプロデュース 総務省
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