「音楽の授業なんてダルいと思ってるガキだった。いま、俺はなぜか、通勤電車で『運命』を聴いている」――クラシック音楽の世界的レーベルとして知られるNAXOSの日本法人ナクソス・ジャパンはこのほど、PC配信限定のクラッシック楽曲アルバム「だいきらいだった音楽室」をiTunes Storeで発売した。 「クラッシックオタク愛聴のレーベル・ナクソスが、クラッシック嫌いの大人たちにあえて捧げるアルバム」としており、ベートーベンの「運命」、ビバルディの「春」、シューベルトの「魔王」など、多くの人が耳になじみのある14曲を収録。「うんざりするほどの名曲群が、音楽室で再戦を待っている」(同社)。アルバム価格は900円で、1曲ずつ購入する場合は150円/曲。 「授業で聴かされて苦痛だったいかめしい交響曲、音楽室の肖像画に落書きをした後ろめたい記憶、リコーダーの合奏、歌のテスト、よみがえる負のノスタルジー――