今年はウェブマガジン元年といわれており、雑誌とWebをつなぐ試みが活発化している。なかでも出版社による既存の雑誌と連動した新しい展開が興味深い。Googleで「ウェブマガジン」をキーワードに検索してみると、ビジネスから文芸、スポーツ、ファッションなどさまざまな分野のウェブマガジンが表示される。大半が無料で閲覧でき、広告の収益によって運営されている。ウェブマガジンでは、この「広告費」というのが重要である。雑誌の多くは、書店での販売と広告収入によって成り立っているが、販売の利益だけで維持している雑誌は少数。むしろ、発行部数が少なくても購買力の高い読者を獲得し、大きな広告収入を得ている雑誌の方が安定している。ウェブマガジンの場合、無料閲覧が基本であるため、安定した広告収入を得るには「読者の質」が重要視される。 電通が2月に発表した2006年の広告費調査では、新聞、雑誌、ラジオ、テレビの4媒体は揃
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