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2006年5月17日のブックマーク (4件)

  • 言語と文化と国家

    1.国語と母語 まず注意すべきなのは、国語と母語は別のものということだ。 国語、すなわち標準語とは、国家の作りだした、ある意味人工語といえるものだ。 国家が自らの命令や布告を民衆に伝えるために整備、作り上げたもの。これが国語である。 一方、母語とは、生まれたときから母によって教えられ続けた言葉である。母語は自然発生的で、変化しつづける。 我々が話している言葉は、国語ではなく母語である。 2.国語を学ぶということ 小・中学校の国語の授業内に、国文法を学ぶ。国文法は学ぶ必要のあるものだ。それは敬語を使えるとかというようなレヴェルの問題ではなく、我々自身が国語を話してはいないからだ。 これは他の言語についてもいえることだ。英語を学ぶときに、アメリカ人がこの英語を話していると思ってはいけない。 我々の学習した英語はまず間違いなく相手に通じる。それはその英語が「国語」だからで、いわば我々

  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 東大教官がすすめる100冊

    東大教官が選んだ新入生向けのブックリストとして、新書「東大教官が新入生すすめる」と、紀伊國屋書店のサイト[参照]がある。全部で1600冊程と膨大なので、まとめた。まとめるだけでは面白くないので、100冊に絞ってランキングした。 ■東大教官の観点 以下の3つの観点から選書している。 1) 私の読書から――印象に残っている 2) これだけは読んでおこう――研究者の立場から 3) 私がすすめる東京大学出版会の 1) は、読書経験の貧富がハッキリ見える。めったなを勧めるわけにはいかない。ほとんどが厳めしい古典、大御所を占める。ところが、ウケ狙いか、小松左京や村上龍、コミック「棒がいっぽん」などを推す教官がいて面白い。 2) の意味を拡大解釈する教官多し。何十巻もある「○○全集」を指定してくる人もいる。ゼミ生になったら生き字引代わりにでもしようとするつもりかしらん。オマエも全読してねぇだろ!

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 東大教官がすすめる100冊
  • 内田樹の研究室: うなぎくん、小説を救う

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    tinuyama
    tinuyama 2006/05/17
    日本語能力試験など、日本語を母語としない人向けの問題の出典も調べてみたい。
  • 全てのWEBエンジニアはいま「産業革命前夜」のイギリスにいる | 音極道茶室(旧アーカイブ)

    このゴールデンウィークに、遅ればせながら『ウェブ進化論』を読了した。 このを読み終えて自分の中に込み上げた「想い」は、一切漏らさず胸の中にしまっておこうと思っていたが、長尾確先生の「ウェブ進化論」批判エントリー を読んで考えが変わった。 当初、正直なところ「ウェブ進化論」というにあまり期待感は無かった。というと語弊があるかもしれないが、梅田さんがウェブ上に記した文章はおおかた目を通しているつもりだったし、このは「ウェブの世界で何が起こっているのか判っていない人に向けた解説書」であるといった紹介を随所で見かけてしまった為だ。だから、自分にとっての「新しい刺激」はあまり期待していなかった訳だ。 しかし実際読んでみると、その様な浅はかな先入観は吹き飛んでしまった。確かに全編を見渡せば既知の話も多かったのだがそんな事は関係なかった。不覚にも感動してしまった。梅田さんがこんなに「熱い」人だとは