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ブックマーク / book-read.cocolog-nifty.com (2)

  • book-read: 安田敏朗(2006)『「国語」の近代史 帝国日本と国語学者たち』中公新書(2006.12.20初版発行)

    BOOK-READ読んだ読んだBOOK-READ読んだ読んだBOOK-READ 読んだ(主に新書や文庫などの一般書、例外あり)の個人的な感想を書いています 帯に「民族、伝統、国家と「国語」  明治維新後、国民統合の名の下に創られ、国策とともに歩んだ「国語」の100年」とある。    また、表表紙裏に次のような書かれている。  「明治維新後、日は近代的な統一国家を目指し、ことばの地域差・階層差を解消するため「国語」を創始する。「国語」は国民統合の名の下に方言を抑圧し、帝国日の膨張とともに植民地・占領地にも普及が図られていく。この「国語」を創り、国家の言語政策に深く関与したのが国語学者であった。仮名文字化、ローマ字化、伝統重視派、普及促進派などの論争を通し、国家とともに歩んだ「国語」と国語学者たちの戦前・戦後を追う。」    このの成立の事情・経緯について。  「私は、ほんの少し

  • book-read: 太田直子(2007)『字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ』光文社新書(2007.2.20初版発行)

    book-read BOOK-READ読んだ読んだBOOK-READ読んだ読んだBOOK-READ 読んだ(主に新書や文庫などの一般書、例外あり)の個人的な感想を書いています 著者は、「一字や二字の増減で一喜一憂する」(111頁)映画の字幕翻訳を行う「字幕屋」。    「字幕」の翻訳としての特殊性(要約翻訳、)や苦労(無理解な人との苦闘?)が具体的に書かれていて面白い(具体的過ぎて、ここまで書いて大丈夫なのか?とも思うが)。      それだけでなく、現在の日語の状況に対する筆者の観察・見解は、さすが日語の一字一句に真剣に取り組んでいるだけあって、説得力があり、しかもそれを軽妙なタッチで書いており、とても興味深く読むことができる。  たとえば、  ・「日語に堪能な外国出身者」の日語の大きな問題点(=もっとも難しい部分)は、「性別や年齢や立場の違いを表す言葉の使い分け」特に「

    tinuyama
    tinuyama 2007/05/01
    引用:常用漢字表に忠実に従う限り「「わたし」を「私」とは書けない」(73頁)
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