安倍晋三首相は、終戦の日の15日、靖国神社の参拝を見送った。代理を通じて、自民党総裁として、私費で玉串料を奉納した。代理を務めた自民党の萩生田光一衆院議員は、「国のために犠牲となった英霊に尊崇の念を持って謹んで哀悼の誠を捧げてほしい」(朝日新聞)、と指示されたという。 同日、古屋圭司国家公安委員長兼拉致問題相、新藤義孝総務相、稲田朋美行政改革相が、それぞれ靖国神社に参拝した。 安倍首相は昨年12月26日に、現職首相としては7年ぶりに靖国神社に参拝していた。これに対し、中韓は強く反発し、アメリカも「失望」を表明していた。 なお安倍首相は、千鳥ヶ淵の戦没者墓苑を訪問し、献花した。墓苑は、第2次世界大戦中海外戦没者の身元不明の遺骨を埋葬する為に1959年に建設され、昨年10月には、ジョン・ケリー米国務長官とチャック・ヘーゲル米国防長官も訪問、献花していた。 【日中関係改善への一歩か】 海外各紙は