KDDI(au)は25日から、携帯端末向けの基本ソフト(OS)「ファイアフォックスOS」を国内で初めて搭載したスマートフォン「Fx0(エフエックスゼロ)」を売り出す。価格は4万9680円。23日発表した。 携帯向けOSは、米グーグルの「アンドロイド」と米アップルの「iOS」の寡占状態だが、ファイアフォックスOSは米国の非営利団体「モジラ」が開発した。アンドロイドやiOSと比べて標準的な技術を使うため、開発者のすそ野が広く、対応端末も多い。スマホと家電などが連携した新しいサービスの開発が期待される。 「Fx0」は「ギーク(オタク)向け」(田中孝司社長)で、当初はauの通販サイトなどで販売。来年1月6日からは全国の店舗でも売り出す。