やはり1人ですべてを手がけるのには無理があったのか――。スタートアップのリーダー的存在のUPQ(アップ・キュー)が窮地に追い込まれている。同社は5月9日、2015年12月に発売したSIMフリースマートフォン「UPQ Phone A01X」のバッテリーが過熱して焼損し、重大製品事故2件、非重大製品事故2件があったと発表した。 「UPQ Phone A01X」の充電中にバッテリーが過熱、焼損した事故については、ユーザーから直接UPQに16年に2件、17年に2件の連絡があった。16年9月29日に1件目のユーザーから連絡を受けて、UPQは消費者庁と経済産業省の指導のもとNite(製品評価技術基盤機構)を通して解析を依頼した結果、充電時のバッテリーが焼損元であることが確認できた。消費者庁によると、製品そのものに原因があるかどうかは現在究明中だという。 その後も新たに重大製品事故、非重大製品事故を