農地の土壌調査開始 福島県、20キロ圏除く70ヵ所 福島第1原発事故による放射性物質の土壌への影響を調べるため、福島県は31日、県内農地の土壌調査を始めた。調査地点は同原発から20キロの避難圏の4町を除く、全55市町村の70カ所。県は4月6日をめどに調査結果を公表する予定。 調査地点は県内を10キロ四方のブロックに分けた上で、農地が含まれるブロックから選定した。31日と1日に土壌を採取し、財団法人九州環境管理協会に分析を委託する。 ヨウ素やセシウムなどの放射性物質について一定以上の数値が出たブロックについては、ブロック内の別地点で再度の調査を行う。結果を専門家が分析した上、今後の農作業の進め方も含めて公表する。 福島第1原発から20キロ圏内の楢葉、富岡、大熊、双葉の4町の調査については今後、検討する。