タグ

ブックマーク / blog.goo.ne.jp/jyoshige (10)

  • 公務員労組が最強である理由 - Joe's Labo

    僕は常々、規制強化で雇用問題が解決すると思っている厚労省やそのOB、公務員労組の人って、 なんでこんなに頭が悪いんだろうと同情の目で見ていたのだけど、このたび公務員労組が 率先してゼネスト入りしたギリシャを見ていて、その理由に気づいてしまった。 一言でいうなら、馬鹿になったほうがトクだから。これだけの話なのだ。 いつも言っているように、大手企業の労組はユニオンショップなので数は多いが、実際には社内の 一部門的な存在であり、労使交渉や春闘と言ったってやれることは限られている。 終身雇用という途中下車の無い船の中での話なので、船の運航の妨げになるような要求は不可能だからだ。 その点、公務員労組は最強だ。とりあえず以下を見てほしい。 彼らが世界最強である理由がおわかりいただけると思う。 【配当】 ・民間の労組 削ると株価が暴落、市場から資金も調達できなくなる。 ・公務員の労組 国民からいくらでも

    公務員労組が最強である理由 - Joe's Labo
  • 「7割は課長にさえなれません」目次紹介 - Joe's Labo

    日、新刊が発売になる。※ というわけで簡単に目次を紹介。 第一章 年齢で人の価値が決まってしまう国 第二章 優秀な若者が離れていく国 第三章 弱者がい物にされる国 第四章 雇用問題の正しいとらえ方 第五章 日をあきらめる前に エピローグ 第一章:年功序列という世界で日だけの奇妙なカルチャーが生み出す様々な弊害について 述べる。このカルチャーにおいては、20代前半に人生最大の勝負どころがやってくるため、 うかうか寄り道なんてしていられない。 といって、勉強しすぎても、レールから弾き出されることになる。 そして、卒業年度に求人が少なかった人たちは“一階部分”に押し込まれる。 第二章:日の雇用法制では既得権の見直しが行なわれないため、人件費抑制は昇給抑制と いう形で行なわれる。つまり賃金カーブは時間をかけてゆっくりと低下するわけだ。 これを予想した若手から流動化していくことになる。日

    tittea
    tittea 2010/01/18
    買うか・・・
  • 「産めよ増やせよ」は長続きしない - Joe's Labo

    イランが独身女性の一部国営企業での就労を制限しているそうだ。 近年、出生率が急激に低下したため、「はやく結婚して道徳的・宗教的義務を果たせ」 ということらしい。社会の成熟度は、女性の労働環境を見ればすぐにわかる。 封建的社会から女性の社会進出が一定程度進むと、出生率や既婚率が低下する傾向 がある。男女の役割分担がボーダレスになり、結婚や出産の機会費用が高まるためだ。 改革の方向性としては、共働きや就業支援などによってそれらのコストを下げるしか ない。つまり、ボーダーレス化をさらに強力に進めるわけだ。 雇用について言えば、やはり流動化を進め、封建的家族モデルを薄めることになる。 キャリアに1,2年穴が空いても後からいくらでもリカバーできる制度に変えていく こと、休職後も復職しやすくすること、そして、男性も育休を取れるような仕組み にすることだ。 北欧諸国は上記のような施策によって出生率の反転

    「産めよ増やせよ」は長続きしない - Joe's Labo
  • アラサーの天国と地獄 - Joe's Labo

    今週の東洋経済がなかなか濃い。 中でも渡邉正裕氏の「大企業30代のキャリアの磨き方」が出色だ。 今でも日企業の社内制度はあまり変わってはいないので、会社任せだと旧式の “終身雇用型サラリーマン”になってしまうリスクが高い。 これは長時間残業、有給返上、滅私奉公といった特技はあるが、21世紀の現在は いまいち市場価値が低い。そうなると会社にしがみつき、ずっと足元だけを見て 生きる人生が20年以上続くはめになる。 しかも、成果主義で下がるのは若手の賃金であり、昇給ピークは40代前半に低下する から、従来の中産階級のような生活水準はとても期待できない。 そうならないための指針としてよく出来ていると思う。 興味を持った人には書をお奨めしたい。 ついでに言っておくと、00年前後、苦労して正社員内定を手にしたにも関わらず、 第一氷河期世代の離職率が上がったのは、こういった事実に若者自身が気付いた

  • 赤旗も諸君もただの老人向けエンタメ - Joe's Labo

    よく言っているように、労働力不足や少子化対策としては、雇用の多様化と 流動化が必要だ。要するに、女性やフリーター、中高年という (全然少数派じゃないのに)マイノリティ扱いされているグループにも 働きやすい環境を作れという話だ。 いたって常識的な内容だと思うが、時々反論も受ける。 たとえば以前、大企業の幹部さまからこんなことを言われてしまった。 「共働きは道徳上良くない。やはり女性は家庭に入るべき」 バカらしいので質問しなかったけど、3年で辞める新人や高齢フリーターについて 聞かれれば、きっと彼はこんな風に答えたはずだ。 「我慢が足りない、努力が足りないから」 最近気付いたのだが、こういう保守的な価値観の人もリベラルも、実は同じものを 違うアングルから眺めているだけではないか。 彼らの視線の先には、新卒で正社員として定年まで働く労働者がいて、それがすべて の価値観の軸になっているのだろう。付

    赤旗も諸君もただの老人向けエンタメ - Joe's Labo
  • ようやく正しい方向を向いた自民党 - Joe's Labo

    ようやく自民党が今後の方針を打ち出した。 「次世代への負担を考慮した小さな政府」ということらしい。 要するに小泉路線の復活だ。 やっとわかったか。誰が考えたってそれしかありえないんだから、最初から そう言っておけばよかったのだ。 ついでに保守という看板もかけかえて、族議員残党とも一線を引くべきだろう。 気で新機軸を綱領に取り込めば、みんなの党と連携することも可能ではないか。 でも、「総理大臣経験者で新綱領を策定」ってことは、麻生さんとか森さんとか が決めるわけか…。 道はわかっても、そちらに進めるかどうかはまだわからない。

    ようやく正しい方向を向いた自民党 - Joe's Labo
  • 海外脱出する覚悟 - Joe's Labo

    若者の海外流出がちょっとした話題になっている。 まあ、したくなる気持ちはよくわかる。 もはや手に負えない少子高齢化、にも関わらず消費税導入に反対する頭がアレな人達、 進まない規制緩和…こんな日からすると、シンガポールなんて天国に見える。 実際、僕の知っている中でも出て行った人は結構多い。 ただ、よく見ていくと、流出といってもいくつかパターンがある。 1.キャリア的にゴールしてしまって、海外へ拠点を移すケース。 起業等で資産とキャリアを築いた人に多い。年の半分をハワイで暮らしている 田直之氏などが代表だろう。理由は人それぞれだろうが、少なくとも各人が その国に何らかの魅力を感じているのは事実だ。 2.働く場として、海外を選んだケース 香港や上海、台湾といった国に転職するエンジニアや金融マンが増えている。 拙著「アウトサイダーの時代」にも登場した人は、昨年上海で起業した。 日人が好むと好

    海外脱出する覚悟 - Joe's Labo
  • 車は買わないが勉強はしている学生たち - Joe's Labo

    週刊ダイヤモンドの今週号「自動車100年目の大転換」特集。 大学生の関心ランキングの推移が面白い。 現在の4,50代と比較すると顕著なのだが、大学生の嗜好がとても多様化しているのだ。 ぱっとみただけでも、携帯音楽プレーヤー、携帯、PC、アニメ、ゲームといった新顔が ランキング上位に名を連ねる。 一方、ランキング7位から17位へ急落しているのが自動車だ。 もうあちこちで言われていることだが、国内自動車市場の低迷は自動車自体に魅力が なくなったのではなくて、多様化の結果にすぎない。 巨人やプロレス、ドラマの視聴率が下がったのも、というよりテレビ自体の視聴者数が 低下しているのも同じ理由だ。 素晴らしい。 みんなで巨人戦みて、トレンディドラマ(死語)に出てきたお店に並んで、ローン組んで 月に数回しか乗らない車買うような社会より、今のほうが全然楽しいから。 いくら補助金つけて買い替えを煽っても、こ

    車は買わないが勉強はしている学生たち - Joe's Labo
  • 勉強しすぎるとマイナス評価される国 - Joe's Labo

    ポスドク(博士号取得者)の採用に対して、国が500万を助成してくれるらしい。 間違いだとは言わないが、ものすごく違和感がある。 普通、この手の公的助成とは、労働市場で不利になるグループに対して行なわれるもので たとえば現行のトライアル助成では、 中国残留邦人等永住帰国者、 障害者、日雇労働者、ホームレス といったグループが対象に含まれている。 博士にその30倍もヒモを付けないと労働市場からはじき出されるという国は、 どこか狂っているとしか思えない。 ポスドク問題の原因は二点。 ①大学内の人事が硬直化しきっていてポストが慢性的に不足 ②かといって企業は年功序列なので新卒学士というターゲットゾーンから離れるほど 興味がない ①は特に国立大がひどく、某国立大なんて教授ポストの任期制導入にあたり、90年代以前に ポストについた教授は新制度の対象外というムチャクチャな内規を教授会が作った というから

    勉強しすぎるとマイナス評価される国 - Joe's Labo
  • なぜ若者は裸になるのか - Joe's Labo

    草なぎ君のニュースを見ていて、ふと全然関係ない話を思い出してしまった。 終身雇用と裸の関係だ。 日企業には、裸を美徳とする文化というのがあって、この手の話は割と聞く。 僕自身、二回ほど現場に遭遇している。 一応言っておくが、富士通ではない。メーカーは総じて草系なので、そういうことは あまりしない。営業がメインの流通系、派手さが売りのメディア系などに多い気がする。 最近だと5年くらい前、バーのボックスで尻出してるヤツがいて、マスターに聞いたら 「○○商事の新人さんみたいです」と言っていたっけ。 一生懸命勉強して一流校に入り、厳しい就職戦線も勝ち抜いた挙句 部の歓迎会で象さんのペイントをして踊るなんて、なんというかすごく儚い。 象さんは極端なケースだが、似たような話はいくらでもある。 タバスコ一気飲みとか、ソックスでろ過したビール飲ませたりとか。 当然だが、対象となるのは男性の総合職だけだ

    なぜ若者は裸になるのか - Joe's Labo
  • 1