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ブックマーク / chikawatanabe.com (11)

  • FTCから召喚状がきて脳がゲシュタルト崩壊するくらい問い詰められました(GoogleのAdmob買収)

    エープリルフールじゃありません。当地はまだ3月31日だから。 FTC=Federal Trade Commision=連邦取引委員会。独禁法の調査とかするところですな。このたびGoogleがモバイルアドネットワークのAdmobを買収することになったのだが、それに待ったをかけて調査中。 で、私がお手伝いしているとあるiPhone appがAdmobとGoogle両方の広告を表示しており、その関係でこのたびFTCから召喚状が来たのであった。 ちょっと面白い経験だと思うので、以下経緯を書きます。 まず、Admobの人から2月17日に「FTCからの調査の件でうちの弁護士と話して欲しい」といわれて、OKしたところ、19日に電話がかかってきて30分ほどあれこれ語る。 基的に私は、アメリカのモバイル広告市場はまだまだ小さく、これから大きくなるところで、数十億円規模の投資を受けたアドネットワークも複数あ

    FTCから召喚状がきて脳がゲシュタルト崩壊するくらい問い詰められました(GoogleのAdmob買収)
  • 目の見えない人は障害者か

    New York Timesに、「文章読み上げソフト等が進歩した結果、点字を使う視覚障害者が減り、『点字文化』が失われつつある」という記事があったのだが、そこの冒頭で紹介された人。ウォールストリートの投資管理会社のマネジングディレクター、という盲目の女性。「目が見えないことは、昔のように障害ではない」と語っている。 日常どうやって仕事の情報収集をしているかというと AT 4 O’CLOCK each morning, Laura J. Sloate begins her daily reading. She calls a phone service that reads newspapers aloud in a synthetic voice, and she listens to The Wall Street Journal at 300 words a minute, which

    目の見えない人は障害者か
  • On Off and Beyond: 海外での仕事に必要な英語のレベル

    世界で働く皆さんの体験記を4回連載しましたが、英語ができたら働ける国、というのは英語圏でなくても結構ある。少なくとも最初は英語で入り込める、という国はたくさんあります。特にエンジニアだったらその傾向は強いと思います。 さて、では、どの程度の英語力があれば海外で働けるのか。著しく主観的に図解してみたいと思います。 海外で働いたことのない人が考える「海外で働くために必要な英語力はこのくらい」というのはこんな感じじゃないかと。あ、縦軸は「英語力」です。 うわ、こりゃ遠い・・・・となるわけですが、実際はこんな感じじゃないかな、というのが下。 特にエンジニアは「仕事で必要レベル」はかなり手の届くところにある、、、というか、完璧から程遠くてもOKなのです。エンジニア以外でも、「手に職系」の仕事はすべからくこの傾向があると思います。 (もちろん、「ニュースキャスターになる」とか、「映画俳優になる」とかだ

  • 気合いでアメリカ大手半導体企業で働くに至った藤野さんの話

    パソナテックのサイトで連載している「はたらけシリコンバレー!」(すごいタイトルだな、しかしw)、藤野栄二さんの3回連載が終了したところ。 藤野さんは埼玉工業大学から都内のCrescoという会社を経て、サンディエゴに社のあるTransilicaという会社の日支社に転職、さらに同じくサンディエゴにあるJaalaaという会社に転職(ここで渡米)、そして売上げ3000億円近い大手半導体メーカーMarvellに転職、今はシリコンバレーにあるMarvell社のオフィスでASIC開発をしている。 「英語は、町中であった外人全員に話しかけて勉強」などなど、中々高度な技を繰り出し。しかし、仕事の面では、確実に技術力を伸ばしてきた藤野さん。会社がつぶれる寸前で給料もでないのに納入してしまった顧客のフォローをし続けて、1ドルで二べる日々を続け、すっかり痩せたりも。 ロンゲ・サーファーの藤野さんの冒険記

    気合いでアメリカ大手半導体企業で働くに至った藤野さんの話
  • 今度はシンガポール

    海外で勉強して働こうというエントリーのお陰で、世界で働くいろいろな日人からメールをいただいたりコメント・トラックバックをいただいたり、その他もろもろの経路で、そうした皆さんのブログの存在を知ったり、ということがあって、大変興味深い。ブラジルとかクウェート、といった方までいるが、どうもニュージーランド・シンガポール・中国あたりにたくさん人がいる模様。もしかしたらIT系では、という但し書きが付くのかもしれないが、結構興味深い。中国はさもありなんだが、ニュージーランドとシンガポール。なるほど。(ニュージーランドってもしかして穴場?) さて、で、かなりウケタのがこちら 仕事なんてクソだろ?リーマン(奴隷)やめて日を出よう。リーマン(奴隷)やめてネオニートになろう (これがブログのタイトルw [後日追記]タイトルはニート海外就職日記でした。上記はサブタイトルのようなものとのこと。ご人からのコ

    今度はシンガポール
  • StanfordのiPhoneプログラミング授業のビデオ(無料)

    iPhoneアプリがでるやいなや早速iPhoneアプリ開発の授業を提供しはじめたStanford大学。実際にAppleエンジニアがやってきて教えてくれる、という授業なのだが、今日会った学生の子が授業のビデオがオンラインで無料で手に入る、と教えてくれたので以下リンクしておきます。 授業のシラバス:CS193P iPhone Application Programming (レクチャー概要) ビデオ:iTunesのこちらからダウンロード Introducing to Mac OS X and Cocoa Touchというタイトルの1回目から全23回、毎回1時間前後という長大なもの。 先月時点で100万回ダウンロードされているそうなので、既に見たという方もいるかもしれませんが。 ちなみに、私は念仏のように「シリコンバレーで働きたかったら、その王道はアメリカの大学院に行くこと」とブツブツ言い続け

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  • 膀胱外交

    今日運転しながらラジオを聞いていたら、「国際外交では、会議の場を離れたら負け」という話をしていて、If you leave the room, you leave powerだよ、と。 「ほほー、その場にいるだけでええんか。日の会議みたいだな」 と興味津々で聞いていたら、そうじゃなくて「会議の間は短期間にどんどん物事が決まる。なので、その場を離れたら、自分抜きで決定されてしまう。だから会議室を離れたら負け」と。 前国務長官のMadeleine Albrightは、「bladder diplomacy」を自分の部下全員に徹底させていたとのことで、これはつまり「トイレに行ったら負けだよ外交」。6時間の会議を座り通せる膀胱が大事だ、とそういうことだそうだ。 うーむ、そもそも会議の間にモノが決まることがない日で訓練されていては、中々これに太刀打ちすることは難しかろう。(もっと言うと、外交会議に

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  • アメリカ大学院留学説明会(東京:公開・無料)

    知り合いからメールが来たのでご紹介。 <以下メールからコピー> 京大の青谷先生がアメリカ大学院留学説明会(東京:公開・無料)をされます。興味ある方どうぞ。なおこの説明会は「京大大学院」への勧誘ではありませんし無料です。青谷先生が個人で社会貢献として行っておられる活動とのことです。申し込みはお早めに直接以下のところへどうぞ。 【時】 2009年9月18日(金) 16時30分から18時(+質疑応答) 【所】〒108-6027 東京都港区港南2-15-1品川インターシティA棟27階 京都大学東京オフィス(JR品川駅より徒歩5分) 【講師】 青谷正妥(あおたにまさやす):プロフィール http://aoitani.net/aotani/Personal_Profile.html ▼内容: 1)  日米大学院比較 2)  なぜアメリカの大学院か? 3)  大学院の選択 4)  情報収集 5)  必要

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  • 「エデンの東」と「寄生獣」が似てるという話

    くだらない話だよ。ちょっとネタバレでもあるが、どちらも古典だからまぁ許して。 「エデンの東」はかなーり面白い。最初の3分の1くらいは、物語は二転三転、息を呑む展開。 そして登場する女性は、虫も殺さぬ顔で、残忍極まりないサイコパス。言語道断な犯罪を犯しまくって自分の欲しいものを手に入れる。絶対お友達にはなりたくないが、物語の登場人物としては非常に魅力的。 ・・・・なのだが、彼女が悪の限りを尽くして最後に手に入れるのは、Salinasという、サンノゼのちょっと南にある田舎町の売春宿の女将の座なの。寂しいぞ。(田舎育ちのスタインベックにはそれ以上想像できなかったんだろうなぁ・・。) 一方、「寄生獣」は、宇宙からやってきて人間に乗っ取って地球制覇をたくらむ宇宙人が出て来るのだが、作中で「きわめて優れた知性を持った人間」として登場するのが高校の数学教師。政治をかく乱しようとして乗り込むのが市庁舎。

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  • アメリカのロースクールに留学して弁護士になった堀本さんの話

    シリコンバレーで働くいろいろな人のインタビューを掲載しているパソナテックサイト上の「はたらけシリコンバレー」、最新号は、サンフランシスコのロースクールに留学して弁護士になった堀さんです。ロースクールに行く前は、日立の知財部勤務。 1年弱ほどアメリカの合弁会社に駐在した際に、周りのアメリカ人の弁護士に 「私アメリカでやっていけるかな?」 と聞くと、 「you can do it!!」 と太鼓判を押され、 「なんでもポジティブに言うアメリカ人に乗せられてしまいました。」 というくだりがあるのだが、これ大事。何が大事かというと、何かの変化を起こそうとするときは、正しい人にアドバイスを求める、ということ。(「アメリカ人にアドバイスを求めろ」と言ってるわけじゃないので、続きを読んでね。) 私が6年前に書いたエントリーにMidlife Crisisというのがあって、これは、30代以降、既にある程度キ

    アメリカのロースクールに留学して弁護士になった堀本さんの話
  • 海外で勉強して働こう

    これまでずっとなるべく言わないようにしていたのだが、もう平たく/明快に言うことにしました。 1)日はもう立ち直れないと思う。 だから、 2)海外で勉強してそのまま海外で働く道を真剣に考えてみて欲しい。 これまでは、1)は言わずに、2)だけ言ってきた。で、「海外で働く」の中でも、私が知っている「シリコンバレーで働く」ことの楽しさ、働くための方法をなるべく具体的に紹介するようにしてきた訳なのであるが、前半も言うことにしました。その理由は、若い人に早く気づいて欲しいから。年を取ったら駄目、というわけではないが、扶養家族が増えて、引退までの年数の方が働いてきた年数より短くなってきたりすると、みるみると進路変更は大変になる。ところが、多くの人が「もはや国内に機会はない」と気づく頃には、そういう「進路変更大変状態」になってしまっていることが多い訳です。 というわけで、明言することにした次第。 (後日

    海外で勉強して働こう
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