2012/05/08 グーグルは5月8日、企業向けのグループウェアサービス「Google Apps for Business」の追加サービスとして、データ保全やe-Discovery(電子情報開示)を支援する「Google Apps Vault」を発表した。1アカウント当たり月額600円で提供する。 米国では2006年の法改正によって、民事訴訟の際、企業や組織には、関連する証拠やデータの速やかな提出が求められるようになった。猶予期間はケースバイケースだが、「直ちに関連する電子データを保全し、可能な限り速やかに提出する必要がある」(米グーグル エンタープライズ部門 Eディスカバリ統括 ジャック・ハルプリン氏)。こうした要請に応えるには、相当の容量に対応可能なアーカイブシステムを構築する必要があったが、そのコストや検索の手間が企業にとって負担になっていたという。 Google Apps Vau