中国によるレアアース(希土類)の輸出規制は協定違反として、日本と米国、欧州連合(EU)が世界貿易機関(WTO)に訴えていた通商紛争で、紛争処理手続きの「最終審」に当たる上級委員会は7日、日米欧の主張を全面的に支持する報告書を公表し、勝訴が確定。報告書は今月29日のWTO紛争解決機関会合で正式に採択される。 「一審」に当たる紛争処理小委員会(パネル)は今年3月、中国の輸出規制は「資源保護が目的とはいえない」などとして協定違反と認定したが、中国は判断を不服として、上級委員会に上訴していた。 日本政府は中国に勧告を早期に履行し、是正措置を取るよう求めた。WTO協定は、資源や環境の保護が目的でない限り輸出の数量制限や課税はできないと規定。中国は資源や環境の保護が目的と訴え、国内企業を保護する意図はないと反論していた。(共同)

