ブックマーク / www.designstoriesinc.com (6)

  • 滞仏日記「父ちゃんのSOS。父ちゃんが父ちゃんをやめたいと思う夜に」

    JINSEI STORIES 滞仏日記「父ちゃんのSOS。父ちゃんが父ちゃんをやめたいと思う夜に」 Posted on 2022/07/13 辻 仁成 作家 パリ 某月某日、いつも笑いを、と思っているが、ちょっと厳しい状況にあるので、正直にここに記したい。 ぼくは今、福岡にいるが、精神的には疲弊している。 こういうことを皆さんに話していいのか、わからないけれど、今日、ぼくが思ったのは、62歳にもなって、ぼくに味方がいるのだろうか、ということだ。 こういう書き方は誤解を招くので、どうかとは思うし、誰だって孤独なのだから愚痴をいってもしょうがないのだが、ぼくは、見回してみると、味方が少ない。笑。 相談をしたいのだけど、相談できる人間がいない。 ちょっと面倒くさいことが続いているので、周囲の人に助けを求めているが、残念なことに、ぼくのSOSは届かないようだ。 ぼくはたぶん、ここ数年の中で今、一番

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    tkiwatomi 2022/07/13
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  • 滞仏日記「譲ることが出来る生き方と譲れない人との向き合い方」

    JINSEI STORIES 滞仏日記「譲ることが出来る生き方と譲れない人との向き合い方」 Posted on 2020/11/28 辻 仁成 作家 パリ 某月某日、クリスマスが近づいて来たので、クリスチャンじゃないけど、ちょっと今年はコロナでいろいろとあったし、クリスマスツリーでも家に飾ってもいいかな、と思って、息子が学校に行ってる間、花屋さんに物色しに行くことにした。 何か目的がないと、ロックダウン生活に挫けて、家から出なくなってしまうからだ。 よっこらしょ。 目の前に目的の花屋が見えた。でも、交通量が多くて、その上、信号がなかった。 とりあえず、ぼくは車が途切れるのを待っていた。 ところが一台も止まってくれない。 年末だし、忙しいのはわかるけど、ぼくだけじゃなく、隣に、高齢のおばあさんも立ったというのに、一台も止まらないのである。 けしからんな、と思っていると、一台のトヨタ車がぼくら

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    tkiwatomi 2020/11/28
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  • 第六感日記「死んだら人間は終わりなのか」

    JINSEI STORIES 第六感日記「死んだら人間は終わりなのか」 Posted on 2020/11/13 辻 仁成 作家 パリ 某月某日、ここのところ、毎晩、とある人が亡くなる夢を見る。最近、交流のない人で、あまりにリアルだから、怖くて目が覚め、トイレに行くのだけど、背筋がずっとざわざわしていて、死の予感に付きまとわれ、困っている。その人だけじゃなく、他にも、2,3人いる。連絡がとれるような人たちじゃない。でも、「生きてますか?」と連絡しようと思えば出来るのだけど、いきなり聞くのもちょっと違うのかな、と思って、躊躇っている。でも、今週は同じ人物が3回もぼくの夢の中で亡くなった。他にも一人、小説家の先輩が、もう一人はよくわからないのだけど、あの人かな、という人物で「さようなら」を言いに来た。これらの人たちとはずっと交流がないので、不意に出現した意味がわからない。まぁ、いつかはそういう

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    tkiwatomi 2020/11/14
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  • アンコール・辻家の料理教室「フランス風イカ飯&プロヴァンス風イカのパスタ」

    JINSEI STORIES アンコール・辻家の料理教室「フランス風イカ飯&プロヴァンス風イカのパスタ」 Posted on 2024/07/25 辻 仁成 作家 パリ 今夜の献立に、いかがでしょうか? 大人気のレシピが再登場です!!! とにかく、辻家においてリピート率ナンバーワンの「フランス風イカ飯」お客さん来ると、こればっかり、になるので芸がないのですが、今日の献立で悩んでいる皆さん、ぜひ、やってみてください。イカが化けますよ。息子君を立派な大人へと導いた、辻家の黄金レシピの決定版です!!!! まずは、材料から! こちらをご用意ください。 材料。 大きめのイカ     2杯(スルメイカなど。フランスだとオンコルネ) アンチョビ      2~3匹分 にんにく       大きめ8片 トマトホール缶    250g(あればプチトマトのホール缶を使うと甘くて美味しい) 白ワイン      

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    tkiwatomi 2020/11/09
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  • 自分流塾「悪口・陰口と交わらない新たな生き方」

    JINSEI STORIES 自分流塾「悪口・陰口と交わらない新たな生き方」 Posted on 2022/01/17 辻 仁成 作家 パリ 「辻さん辻さん、あの人が辻さんの悪口言うてましたよ」 みたいな通告をたまーに受ける。 気にならないわけじゃないけど、ぼくの場合、悪口・陰口の数は普通に生きていらっしゃる善良な方々より若干多いかもしれない。なので、正直、慣れてしまった。 でも、慣れていない人にとって、人伝てに聞こえてくる自分の悪口くらい心を痛めるものはないだろう。 ここパリまでぼくの悪口が聞こえてくると思えば、世の中の狭さというのか、悪意の根深さというか、相当に暇なんだな、と思わざるを得ないし、他にもっと言うべきことがあるだろうと苦笑さえ起きる。 また、人の悪口をわざわざ言いつけに来る物好きな輩の、なんと、多いことか・・・。 味方を装って、「あいつがこんなこと言うてましたで、大将。しば

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    tkiwatomi 2020/10/28
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  • リサイクル日記「人生百年時代をどう生きるか」

    JINSEI STORIES リサイクル日記「人生百年時代をどう生きるか」 Posted on 2022/08/31 辻 仁成 作家 パリ 某月某日、僕が住むパリ中心部の住宅街の老人率は驚くべき程に高い。 長年、ここフランスで暮らしてきて、気が付いたことがある。フランス人にはどうも「一人で死ぬ」という哲学があるようだ。 家族に迷惑をかけず、自分一人で人生を終える、という考え方。 離婚率も高いけれど、一人で生きている老人が驚くほどに多いのがこの国の特徴と言える。 家族が面倒を見るのじゃなく、自力で死へと向かうフランスの老人たち、そこに僕は最初とてつもない孤独を見ていたが、最近、それが間違いだと気が付いた。 彼らは一人で生まれ、一人で死ぬことを、自分らしいと思っている。 誰かに迷惑をかけて肩身が狭く生きるより、一人で生きて一人で死ぬことの方が自分らしいというフランス的な考え方だ。 アジア的な感

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    tkiwatomi
    tkiwatomi 2019/02/25
    ohohoho
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