傘を持ち歩くと、置き場所に困ってしまうことがある。うまく引っかける場所があればいいが、机に引っかければ不安定ですぐ床に落ちてしまうし、壁に立てかけるのも難しい。 デザイナー、Liang-Hock Pohと Ming-Hung Linが考案した傘〈Flexibler〉(フレキシブラー)は文字どおり、“フレキシブル”な“アンブレラ”。柄の部分の芯には柔軟性のある金属、外側には横滑りしないゴム素材が使われており、柄を好きな位置で好きな方向に曲げることができるのだ。 したがって、バックやリュックのストラップや縦型の手すりに柄を巻き付ける、机や壁面に水平に固定させることも可能。これなら傘が何度も倒れたり落ちたりしてイライラすることもなくなるし、雨がやんだら手ぶらで歩くことができる。ありそうでなかったアイディアだ。 〈Flexibler〉は2013年「Red Dot デザインアワード」のデザイン・コン