新生POLYSICSのニューアルバム「Oh! No! It's Heavy Polysick!!!」がついに完成した。カヨ(Syn, Vo, Vocoder)の「卒業」以来、あえてメンバーを補充せず、3人POLYSICSの可能性を探り試行錯誤を続けた成果が見事に結実した、「第2のデビュー作」と断言したい重要作であり、傑作である。 このアルバムは できうる限りの爆音で「体験」すべきだ。小さめの音で聴いていると、いつものポップで楽しいPOLYSICS。だが音量を上げていくと印象は一変する。おそろしく強力なバンドサウンド、タフでたくましい肉体性。電子音の切れ味の鋭さと、リズムセクションの音圧感とグルーヴがすごすぎて圧倒される。ポリのロックバンドとしてのポテンシャルの高さが恐ろしいほどの密度で詰まりまくっている。プロデューサーのアレックス・ニューポートのこだわりが結実した中低域のぶっとい音質も、爆